手帳を使用すると達成率があがる? 「目標を実現する」6つのステップ
目標から逆算したほうが達成しやすい
目標を達成したいときや、夢を叶える努力をする際には、逆算思考で手帳を使うことをおすすめします。 じつは私も、このやり方で目標達成をしています。最初にゴールを設定し、いつまでに何を達成するのかを明確にすることが大切です。 みなさんにも「営業成績を上げたい」「今度の企画を通したい」といった仕事のことはもちろん、「〇〇万円貯めたい」「試験に合格したい」など、プライベートの目標もあるでしょう。目標達成に向けた計画を立てるときは、ぜひ逆算思考を意識してみてください。 ゴールから逆算して、必要なステップと順番を明確にしていき、最終目標を達成するための行動を計画していきます。逆算思考を使うと、目標が抽象的なものから具体的なものへと変わり、達成への道筋がはっきりと見えてきます。 それでは、逆算思考のステップを簡単に解説します。 ①最終目標(願望・夢)を明確にする まず、自分が達成したいことを具体的に設定します。最終目標は感覚だけではなく、明確に言語化・数値化できるものにしましょう。 手帳には、この最終目標をできるだけ太く大きく書き出すことが大切。これは、手帳を開くたびに自分の意識を向けるためです。それだけで1ページ使ってもかまいません。達成の意義や、その先に待っている未来まで書けたら最高です。 ②期限を設定する 次に、目標達成の期限を設定します。現実的かつ挑戦的な絶妙な期限を設定することが理想です。いずれにせよ、確実に達成できる期限にしましょう。 ③必要なステップを洗い出す 願望達成をするためのステップをすべて書き出します。大まかなステップもありますし、細分化されたステップもあります。箇条書きでどんどん書き出してみましょう。手帳に書くときは具体的な日付まで書くようにしましょう。たとえば「旅行代金の調査を3月15日までに完了」といった具合です。 ④ステップを逆算して並べる 最終目標から逆算して、各ステップを逆の順番で並べます。たとえばAのステップを達成するためにはBが必要で、Bを達成するためにはCが必要という順番が見えてくるはずです。 ⑤各ステップに期限を設定する 各ステップに対して、具体的な期限を設定します。全体の期限を意識して、期限内で達成できるように注意しましょう。日々の仕事や生活に追われてなかなかできないように感じるかもしれませんが、余裕のある時間を見つけて、設定をしていきます。 ⑥具体的な行動計画を練る 各ステップを実行するための具体的な行動計画を練ります。実行可能な単位に細分化して、タスクを書き出していくのです。小さなタスクでも、一つずつ達成していけば勢いに乗ってきます。 この段階で、いよいよ逆算思考のステップを手帳に落とし込みます。月単位・週単位と計画を実際に立てていきましょう。手帳によっては、年間スケジュールや逆算思考に最適なガントチャートなどが収録されていたりしますので、手帳選びで参考になれば幸いです。 計画進行中は、定期的にこの手帳を見返すことで、達成できたことと未達成のことを振り返ることができます。振り返りは計画の精度が上がり、逆算思考の習慣化にも役立ちます。逆算思考のメリットはたくさんあります。なんといっても目標達成に向けた行動がしやすくなり、細かく期限を設定することで、時間の使い方が計画的になります。 期限を設定するという言葉がしんどいなと感じる方は、自分の時間を予約する感覚でもいいでしょう。いずれにせよ、小さなステップの達成感はモチベーションを保ち、時には上げてくれます。 私は、目標設定についてはつねに逆算思考で考えるので、それに向けて何に取り組むにしろ人に会うにしろ行動が明確なので、ブレることがありません。 我ながら結果的に目標達成率はかなり高いので、目標達成率が低いという自覚がある方はご参考にしてみてください。
石津ヒロシ(文房具ソムリエ)