手帳を使用すると達成率があがる? 「目標を実現する」6つのステップ
文房具ソムリエの石津ヒロシさんは、「手帳には目標を実現する効果」があると語ります。夢を叶えるための手帳の使い方について、書籍『文房具ソムリエの手帳時間』より紹介します。 すぐ行動できる人に変わる「ウィークリーノート」の書き方 ※本稿は、石津ヒロシ著『文房具ソムリエの手帳時間』(秀和システム)の一部を再編集したものです。
スケジュール管理にこだわりすぎるな
手帳というと、どうしても「スケジュールを管理すること」をイメージする人が多いのではないでしょうか? もちろん、それも間違いではありません。今後の予定やアポイントメント(人との約束)を書いておくことは大事ですし、決められた拘束時間がある人も多いでしょう。仕事の詳細を整理し、予定を忘れないために必要不可欠な作業と言えます。 しかし、手帳にはスケジュールを管理する以上の役割があります。自己実現や夢を叶える強力なツールでもあるのです。これからの手帳には、自分の夢や目標、願望を書き込むことが重要です。 「手帳=スケジュール管理のもの」ととらえている方は、手帳を「自分自身を深く見つめ、将来のビジョンを描くためのツール」と定義し直しましょう。 今、自分が何を達成したいのか、それにはどのようなステップを踏むべきかを、具体的に書き出してください。目標達成に向けた行動計画が立てられるはずです。 実際、私は文房具店で36年手帳を販売し続けていますが「手帳でいろんなことが実現した」というお客様とたくさんお会いしてきました。 スケジュール管理だけではなく、まずは達成したい目標を大きく書き、そのために自分は何をすべきかを手帳に書き込むようになったというのです。 たとえば、以前「手帳を開けば目標はもちろん、達成するためにその日すべきことが一目でわかり、全体的な進捗もわかるようにしている」というお客様がおられました。 その方も「前までは手帳はスケジュール管理にしか使っていなかった」そうです。それが手帳の使い方の概念を変えたことで、人生が大きく変わったと言います。「時間に縛られた使い方から、時間を生かす使い方に変わった」とでも言いましょうか。 この方に限らず、実際に人生を変えた人がたくさんいらっしゃいました。手帳の使い方を変えるだけで、劇的に人生が変わるのです。 みなさんもぜひ、手帳をスケジュール管理のツールに留めず、自分の分身や秘書のように扱ってみてください。きっと手帳は、自分の人生をデザインしてくれますよ。