「夫が発した言葉で我に返った」元TBSアナ・青木裕子 息子たちの小学校受験で「どこかには受かって」と願ったことも
── ご長男の受験は、最初にどんな話をしましたか?また、兄に続いた弟の受験時はどんなふうに考えましたか? 青木さん:長男が通っていた幼稚園では受験するお子さんが多かったので、本人も受験を希望しました。志望校選びやどういう取り組み方で臨むかは、家族でよく考えましたね。どうしても私立の小学校に行かないといけないと考えていたわけではないので、わが家や子どもに合う学校に入るという目的を見失うことはやめようと、最初に話をしました。よく、第二子のほうが受験はしんどいと言われます。お兄ちゃん・お姉ちゃんが先に入っているから、同じ学校に入れなければ困るという気持ちがあるからだと思います。でも、うちは本当に性格の違う兄弟なので、同じ学校に入れようとする気持ちはまったくなく、気楽だったかもしれません。実際は同じ学校に入ったので、行事などの際は同じ学校でよかったと感じていて、結果オーライです。
■受験校選びで右往左往する私を支えてくれた夫の言葉 ── 受験については、ご夫婦でも話し合いをされたのですか? 青木さん:私がリサーチして、夫に説明しました。夫自身は教育についてこだわりが強いわけではありませんが、私が示したものに対して「それはいい」「それは違う」などと夫なりの意見を述べてくれました。 私だけだと「どこかには受かってほしい」という気持ちになり、最初は考えなかった学校も受けようと言い出すときがあって、その際は夫が「それはちょっと違うんじゃないか?」と、思いとどまらせてくれました。私は「こっちの学校もいいかも」と、フラフラしてしまうときに、夫がぶれないでいてくれたのはありがたかったです。それでいて、彼は知らないことは「知らない」とはっきり認めることのできる人なので、小学校受験を真っ向から否定することもなかったです。
── 受験についても、夫婦の役割分担がうまくいっていたのですね。 青木さん:そうですね、一緒に右往左往されても困りますし、あまり意見されても、私がワーッとなっていたかもしれないので、ちょうどいいバランスでした。夫は、勉強は教えませんが、いざというときに力になってくれました。