勝丸恭子氏（NHK広島のHPより）

　15年にわたり「NHK広島」の朝を彩ってきた名物気象キャスター・勝丸恭子氏（44）が今年度をもって退任することが「 週刊文春 」の取材で分かった。 【画像】大きなうさ耳をつけた勝丸恭子キャスター 「勝丸さんは広島テレビに入社後、記者や中継ディレクターを経て、2009年に気象予報士試験に合格。翌2010年にNHK広島の気象キャスターに抜擢され、所属も気象予報会社『ウェザーマップ』に移しました」（気象関係者）

広島では根強い人気を誇る

　年度ごとに契約を更新しながら、既に15年目。異例の長期勤務の裏には、根強い「勝丸人気」がある。 「トレードマークのショートボブも相まって、童顔の“美魔女”として看板キャスターの1人に。広島県の『「みんなで減災」推進大使』として、県の防災動画などにも登場しています」（同前） 　ところが――。そんな彼女が来春、ついに画面から姿を消すという。ウェザーマップ職員が明かす。 「勝丸さんは『おはようちゅうごく』など午前の番組を担当していますが、ウェザーマップ社内で、来年度のNHK広島の朝枠でキャスター募集がかかったのです」 　なぜ、このタイミングで契約更新が見送られたのか。実は、局内である疑惑が持ち上がっているという。

パワハラ被害を訴えられた

「同じくウェザーマップに所属する気象キャスターで、昨春からNHK広島で夕方の天気を担当する大隅智子氏（51）が、勝丸氏からのパワハラ被害を訴えていたのです」（NHK関係者）

NHKは「回答を控えさせていただきます」

　ウェザーマップにキャスター交代の経緯などについて尋ねたところ、「お答えを差し控えさせていただきます」、NHK広島放送局も「出演者さまに関することは、回答を控えさせていただきます」とした。 　では、名物キャスターによるパワハラ被害とはどのようなものだったのか。 　12月18日12時配信の「 週刊文春 電子版 」および19日発売の「週刊文春」では、大隅氏がNHKとウェザーマップに提出した「パワーハラスメント申立書」の中身、勝丸氏から大隅氏への強烈なメッセージ、勝丸氏と大隅氏への直撃取材などについて詳しく記している。 　また、「 週刊文春 電子版 」では、申立書に添付された勝丸氏と大隅氏のメッセージのやり取りを複数、写真付きで報じている。