「不便としか言えない」「クレカの方が楽」熊本県内のバス事業者5社が全国交通系ICカードの使用を廃止 初日の利用者の受け止めを取材
熊本県内の決済方法移行のこれまで
全国交通系ICカードをめぐって、熊本県内バス5社と熊本電鉄は地域限定型のくまモンのICカードを2015年4月に導入した。 その時すでに全国交通系ICカードを採用していた熊本市電やJR各社などとは、翌2016年3月から相互利用が可能となった。 それから8年余りがたった2024年11月に、熊本県内のバスと熊本電鉄は全国交通系ICカードから離脱して地域限定型ICカードと現金の決済へ戻った。全国交通系ICカードの廃止は全国で初めてのケースだ。 一方、熊本市電はというと、2014年3月に全国交通系ICカードに対応した、熊本市電独自のnimocaを導入し、2024年4月にはクレジットカードによるタッチ決済も導入した。 そして2025年5月にnimocaを廃止し、全国交通系ICカードから2025年度末で撤退する方針を発表したが、その後の市民や議会の声を受け、先に廃止したバスの状況を見るなどしたうえで正式な判断をするとしている。 (テレビ熊本)
テレビ熊本