【徳島県 2024年版】春の絶景・風物詩10選 約3万体!8メートルのひな壇はまさに豪華絢爛
◆祖谷のかずら橋の山藤
平家落人伝説が残る日本三秘橋・祖谷のかずら橋は、祖谷川を眼下に望む自然豊かなロケーション。重さ約6トンものシラクチカズラを編み連ねてつくられた吊橋で、国の重要有形民俗文化財に指定されている。昔は、深山渓谷地帯唯一の交通施設であった。 橋床の隙間から谷底が見え、一歩踏み出すごとにユラユラと揺れる吊り橋は、スリル満点! 春には山藤の花が咲き、新緑とのコントラストが楽しめる。 祖谷のかずら橋を渡って左に50メートルくらい歩くと、平家伝説の残る「琵琶の滝」が出現。落差40メートルから流れ落ちる見応えたっぷりな滝も同時に楽しんでみても。 例年の見ごろ:4月中旬 祖谷のかずら橋の山藤(いやのかずらばしのやまふじ) 所在地 徳島県三好市西祖谷山村善徳162-2
◆船窪つつじ公園のオンツツジ
標高1,050メートルの船窪高原では、燃えるようなレンガ色の巨大なオンツツジが自然群生している。樹齢400年を超えるものや、高さ6メートルにおよぶものもあり、一株から20数本の主幹をもつ巨大なオンツツジも多く、これに匹敵する群落は西日本のどこにも見あたらない。 その巨大なオンツツジを鑑賞できる船窪つつじ公園は、「船窪のオンツツジ群落」として、国の天然記念物に指定されている。 葉芽が花と同時に開くオンツツジはは、緑の若葉と赤い花とのコントラストが見事。葉や花が他種に比べて大きいのも特徴的で、山肌一面が赤く染まる景観は圧巻。 例年の見ごろ:5月上旬~中旬 船窪つつじ公園のオンツツジ(ふなくぼつつじこうえんのおんつつじ) 所在地 徳島県吉野川市山川町奥野井387-1
◆樫原の棚田
山犬嶽のふもとに広がっているのが、樫原の棚田。徳島県上勝町大字生実の樫原地区で剣山地の急斜面に形成されている。約200年以上もの間、道や田、家々の位置が変わっていない非常に珍しい地域でもある。 自然豊かな上勝町の山間にある樫原の棚田は、あぜの曲線・あぜの段・田畑の小さな面積のバランスが美しく、日本の棚田100選にも選ばれている。 段々畑が美しい棚田で、田植えが終わって稲が育つ初夏の青々とした景観は、風情があって素晴らしい。日本の原風景を映し出したような光景が広がる。 例年の見ごろ:田植え5月末ごろ 樫原の棚田(かしはらのたなだ) 所在地 徳島県勝浦郡上勝町大字生実