13年ぶり年間7勝 ネリー・コルダの生涯獲得賞金は20億円を突破
今週の会場は自宅から車で1時間40分ほどにあり、プロテニス選手である弟のセバスチャンさんも駆けつけた。ラスト3ホールで合流し、コルダはウイニングパットを沈めた時に姿を見つけたという。「決して近くない距離を駆けつけてくれたのは、私を信頼してくれていたからだと思う。夏以来会っていなかったから、彼とハグできて本当に、本当にうれしかった」。支えてくれるチームに感謝しつつ、愛する家族に優勝する瞬間を見せられたのはこの上ない喜びだ。 すでにロレックス・プレーヤー・オブ・ザ・イヤー(最優秀選手賞)に決まり、メジャー初戦「シェブロン選手権」の優勝とメジャー最終戦「AIG女子オープン(全英女子)」の2位でロレックス・アニカ・メジャー賞も獲得している。年間6勝以上、欧米対抗戦「ソルハイムカップ」の勝利メンバー、年間最優秀選手の3つを成し遂げたのはツアー史上3人目(1990年ベス・ダニエル、2003年アニカ・ソレンスタム)の偉業だが、何よりも今大会の開幕前に思い描いた「日曜日にトロフィーを掲げる」を見事に実現したのを恐ろしくすら感じた。(フロリダ州ベルエア/石井操)