AI機能を備えた「Chromebook Plus」、ユーザーの作業を理解して動くPCの実現へ
Googleは29日、Chromebook Plusに関する記者説明会を実施した。説明会では、Google Vice President, ChromeOS Product, Engineering and UXのJohn Maletis氏が登壇したほか、Chromebook Plusの展示や最新機能のデモ体験が行なわれた。 【この記事に関する別の画像を見る】 Chromebook Plusは、従来のChromebookと比較して2倍の処理速度/メモリ/ストレージを搭載するというノートPC。 AI機能として、文章作成を支援する「文書作成サポート」や、文章の要約および内容の質問などができる「文書読解サポート」、さまざまな音声や動画で自動翻訳の字幕を表示できる「リアルタイム翻訳」などを搭載する。Googleフォトの編集マジック機能も利用でき、Web通話の画質と音質を向上させる機能も備えている。 現時点のChromebook Plusのラインナップは以下の8モデル。 ・ASUS Chromebook Plus CX34(CX3402) ・ASUS Chromebook Plus CM34 Flip(CM3401) ・ASUS ExpertBook CX54 Chromebook Plus(CX5403) ・HP Chromebook Plus x360 14 ・HP Chromebook Plus 14 ・Lenovo IdeaPad Slim 3i Chromebook Plus Gen 8 ・Lenovo IdeaPad Flex 570i Chromebook Plus ・Acer Chromebook Plus 514(CB514-4HT) 説明会で登壇したMaletis氏は、PCがAIの登場によりユーザーの作業を理解して動作できるようになりつつあることに触れ、Chromebook Plusでこうしたユーザーの仕事を理解して動作するPCの実現を目指していると述べた。 同氏によると同社は実現のために、人々の役に立つAIの開発や、ユーザーが使いやすいノートPCへのAI機能の実装、デバイスとクラウドの両方でAIを使えるようにすることの3点を大切にしているという。 同氏は、すべてのChromebookでGeminiをすぐに使用できる状況になることを楽しみにしていると語った。なお、同社はChromebook PlusおよびChromebookユーザーへの特典として、Google One AIプレミアムプランの12カ月または3カ月の無料利用権を提供している。
PC Watch,浅井 淳志