サンカッケー 尾崎雄飛さんが語る“良質ニット”の条件「子供に受け継げる英国製の“三生もの”」
“きれいな服を丁寧につくる”をテーマに、温故知新なもの作りを展開する尾崎さん。 大のヴィンテージ好きであり、バイヤーとしても活躍していた独自の審美眼から見たいいニットの条件を聞いてみた。 ▶︎すべての写真を見る 「英国製の系を使用し、堅めに撚糸した羊毛またはカシミヤ100%のもの。英国ではニットを消耗品とは考えておらず、良いものを買って子供や孫に受け継いでいく言わば“三生もの”なんです」。
例えば英国王室御用達ブランド「ジョン スメドレー」の定番クルーネック。
メリノウールを用いたハイゲージの30ゲージニットは滑らかで心地良い。
こちらは有名メゾンのOEMも手掛けるスコットランドの名門にサンカッケーが別注した逸品。 「最高品質のスーパージーロンラムズウールを採用。ピンクの発色にこだわりました」。
「当初は少しゴワゴワした生地感なので着づらいと感じるのですが、着用とブラッシングを繰り返すことで、最上の着心地を得ることができますよ」。 箱島崇史=写真(人物) 作木正之介=写真(静物) 来田拓也=スタイリング 佐藤周平=文
OCEANS編集部