【ハイライト動画あり】明治大学、関西王者を撃破。「正月越え」を決めた一戦を選手コメントで振り返る。ラグビー全国大学選手権 準々決勝
12月22日に全国大学選手権準々決勝が三重交通Gスポーツの杜鈴鹿で行われた。明治大学の相手は関西王者の天理大学。 【ハイライト動画】準々決勝 天理大学 vs. 明治大学|明治が関西王者を破りベスト4へ
ケガ人の影響で新たな顔ぶれも加わった明治大学は、前節同様「トラスト」をテーマに掲げ、アグレシッブな戦いを繰り広げた。「メンバーが変わって心配はあったが、みんなを信じて思い切ってやった」(左LO/ロック田島貫太郎・政経4=東福岡)
前半開始早々、天理大にゴールライン近くまで攻め入られるも、ペナルティを誘い敵陣へ。しかし、自分たちのペナルティで自陣でのプレーが続き、両者粘り合う戦いが繰り広げられる。「最初の20分ぐらいは、相手も元気でタフになってくるので、そこをしっかり我慢して先制しようと話していた」(SH/スクラムハーフ柴田竜成・営3=秋田工)。
そして前半20分、相手のハイタックルでペナルティキックを獲得。敵陣ゴールライン前のマイボールラインアウトからモールドライブし、右FL(フランカー)福田大晟(商4=中部大春日丘)が先制トライを挙げた。「天理さんのサインを丸パクりにしたプレーで、それを自分たちがしっかり再現してFW(フォワード)1人1人の役割ができていた」(福田)。
25分、敵陣ゴールライン付近のマイボールラインアウトの好機からHO(フッカー)金勇哲(営4=大阪朝鮮)がゴールライン前までゲイン。最後は左PR(プロップ)檜山蒼介(情コミ2=尾道)が押し込みグラウンディングに成功。「下級生としっかりコミュニケーションができて、同じ方向を向けたのは非常に良かった」(金勇)。
その後も明大の粘りのディフェンスで、天理大に流れを渡すことなく、10-0で試合を折り返す。「天理もコリジョンが結構強いチームだったが、そこで明治も負けてなくて、いいディフェンスができた」(左FL最上太尊・商3=仙台育英)。
さらにリードを広げたい明大は、後半も果敢なアタックに挑む。後半7分、檜山のジャッカルをきっかけに、敵陣深くへ攻め入る。敵陣ゴールライン付近のマイボールラインアウトから右に展開し、FW陣が何度もブレークダウンを試みるもトライにつながらない時間が続いた。