「歯科検診のお知らせ」を無視して5年たちます。今さら行くと怒られそうですし、歯に異常がなければ行かなくて大丈夫ですか? 医療費も「節約」できますよね…?
歯科検診を受けないデメリット
歯科検診を受けない場合、虫歯の治療が遅れることでさまざまなリスクが生じます。ここからは、歯科検診を受けないデメリットを紹介します。 ◆合併症のリスクが高まる 虫歯は進行すると、歯のみならず歯肉や歯髄、骨髄にまで影響を与えることがあります。その結果、副鼻腔炎や顎骨骨髄炎などの合併症を引き起こすリスクが高まります。最悪の場合、細菌が血管を通じて全身を巡り、脳梗塞や心筋梗塞を発症し、死にいたる可能性もあるでしょう。 ◆認知症のリスクが高まる 虫歯は、認知症のリスクも高めます。虫歯菌には4種類のタイプがあり、そのうち2種類が傷害のある脳血管に付着すると、脳内微小出血を引き起こし、そのまま認知症も同時に発症することがあるとの研究結果があります。 認知症になると虫歯の治療もままならなくなり、さらに状況が悪化する可能性が高くなるでしょう。
定期的な歯科検診を受けることで健康と節約につながる
歯科検診の定期的な受診は、お金と時間がかかります。しかし、長期的な視点で考えると治療期間が短くなり、治療費が抑えられる可能性が高いです。 平均寿命が延びている昨今、歯を含めた健康の維持は重要です。将来のためにも、可能な限り定期的に歯科検診を受けるようにしましょう。 出典 一般財団法人厚生労働統計協会 歯科医療費からみた事業所における歯科検診の有効性 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部