「歯科検診のお知らせ」を無視して5年たちます。今さら行くと怒られそうですし、歯に異常がなければ行かなくて大丈夫ですか? 医療費も「節約」できますよね…?
皆さんは、定期的に歯科検診を受けているでしょうか。定期的に歯科検診のお知らせを送ってくる歯科医院もありますが、人によっては無視し続けてしまい、すっかり行きにくくなってしまうケースもあります。 本記事では、そんな歯科検診の必要性について解説します。果たして、歯に異常がなければ歯科検診を受ける必要はないのでしょうか。 ▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得? それぞれの水道代・ガス代を比較
歯の健康状態は自己診断では分からない
結論からいうと、歯科検診には可能な限り定期的に行った方がよいです。残念ですが、歯の専門知識がない素人が、本当に自分の歯が健康か否か知る術はありません。 例えば、歯の間にできた小さな虫歯は、目視で存在を確認するのは困難です。そのため、レントゲン撮影をして患部の状況を確認し、正確な診断を下す必要があります。 見つけた虫歯は、しばらく様子見で問題ないのか、それともすぐに治療を始めなければならないのかも、やはり専門知識を持った人でなければ判断できません。
定期的に歯科検診を受けるメリット
歯科検診を定期的に受けるには時間とお金がかかりますが、次のような利点があるため、ぜひ積極的に受診してください。 ◆虫歯の予防と早期治療 定期的な歯科検診は、虫歯の予防に効果的です。歯科検診では虫歯の有無を確認するだけでなく、歯石除去や歯磨き指導など、さまざまなケアサービスを受けられます。きれいな歯を保つことができれば、健康に対するモチベーションアップにもつながるでしょう。 ◆医療費の負担軽減 定期的に歯科検診を受けることで、医療費の負担を軽減できます。実は、定期検診の受診率が高いほど、歯科医院に通院しても1日あたりの歯科診療費が低くなる傾向があるのです。ある研究によれば、歯科検診の非受診者の場合、通院1日あたりの歯科診療費の平均は6443円です。 しかし、1~3回受診者の場合は5822円、そして4回受診者の場合は5368円まで歯科診療費が下がっています。つまり、定期検診を受けることで初期症状の段階で虫歯を発見できれば、治療にお金と時間をかける必要がなくなるのです。