「不安、怖い」の強迫観念が消えなくてつらいとき...試してほしい8つのアイデア
連想ゲームをする
強迫観念にとらわれ、考え続けてしまうときには連想ゲームをするのがおすすめ。家族や友だちと、もちろんひとりでも楽しめる。言葉に集中するので、他のことを考えなくて済む。また、連想ゲームで思考を飛躍させるのも楽しい。 連想ゲームの言葉に引っ張られ、頭のなかは沖縄のビーチのイメージになってもOK。
ギャグやユーモアで切り替える
強迫観念をまじめに受け止めないようにするため、一発ギャグを思い浮かべる。不安や緊張が高まったときに、ギャグを何度か頭のなかで言っていると、シリアスなことが考えられなくなる。自分が好きなギャグを探してみよう。 お笑いタレント小島よしおさんのギャグを5 回頭のなかでくり返して、強迫観念から気をそらす人も。
強迫観念・強迫行為を替え歌で実況中継
強迫観念が浮かんできたり、強迫行為をしかけたりするときに、自分の好きな歌のメロディにのせて替え歌にしてしまう。即興で歌にするのはなかなか難しい。真剣に替え歌をつくっているうちに、気持ちも変化する。 童謡や流行歌など、パッと思いついた歌に言葉をのせてみたり、声に出せない場面では、頭のなかで歌ってみる。
決め台詞で決別する
決め台詞で強迫観念と決別する方法もある。漫画『北斗の拳』の台詞「おまえはもう死んでいる!」をもじって、強迫行為の対象、たとえば鍵を何度も確認してしまう人は「鍵」に向かって「おまえはもうしまっている」と言ってみる。するとばかばかしくなって、強迫観念が薄れていく。 「何やってんだ、自分は…」とばかばかしさを実感することが大切。
野間利昌 (監修)(精神科医。セレーナメンタルクリニック院長)