「しんどい」「来世、絶対に自分は嫌」宇佐美貴史が自虐的にそう話した理由は?「だから、どんどん苦しくなる」【ガンバ大阪】
“悪い自分”を引きずらない
「1日たりとも同じ状態の日はないと思っています」 そう言うのはガンバ大阪でキャプテンを務める宇佐美貴史だ。 【動画】宇佐美の独占インタビュー(前編) 「誰と何を話して、どういう表情でいた時間が長かったかで次の日に変わる気がします。ちょっとスピリチュアルな話ですが」 そうした感覚でいることで、新たな気付きがあった。 「そう思うようになってから、練習で調子が良くなくても、その日のボールのフィーリングが会わなくても、すっと片付けられるようになりました。『明日良くなるわ』とか、1日1日違うので」 要するに、“悪い自分”を引きずらなくなったというわけだ。 「うわっ、今日良くなかったわ。なんで良くなかったんだろうって考えるのはあまり良くないじゃないですか。なので、今日は良くなかったけど、1日1日違うしそんなものかと。少し過ごし方を変えたり、練習前後に刺激を入れる箇所を変えたり、次の日はこういうマインドでやってみようとか、今はそんな感じでやっています」 そんな宇佐美は「矢印を全部自分に向けている」。 「矢印を人に向けたことはないです。勝てなかったら全部自分のせい。だから苦しむこともあります。僕が点を取って、誰かのミスで2失点して負けたとしても、『アイツらがミスしたから』とはなりません。自分がもう1点取る、もしくは味方に取らせていれば勝っていたのにって、そうなります。だから、どんどん苦しくなるんです(苦笑)」 ただ、自身の力でチームを勝利に導いた時の喜びは半端ない。 「感情の上への振り幅は凄いです。最高に幸せだし、充実感に満ち溢れています」 これだけ感情の起伏が激しいと、「しんどい(笑)」(宇佐美)。 「来世、絶対に自分は嫌なんです(笑)」 とはいうものの、様々なものにこだわる宇佐美は魅力的なプレーヤーに映る。 構成●サッカーダイジェストTV編集部
【関連記事】
- 「屈辱的」「考えれば考えるほどスタメンじゃないことにムカついて」今なお強烈に残る町田との開幕戦の記憶「【宇佐美貴史の独占告白】
- “黄金の槍”三笘薫と伊東純也が揃って復帰か。パリ五輪組で選ばれそうなのは…【9月W杯アジア最終予選の招集メンバー予想】
- 「お前、最低だ!」と握手拒否に罵声が飛ぶ状況での”怒り顔”鈴木優磨と”笑顔”綱島悠斗の駆け引きは見応え十分。当事者の綱島は「狡賢くプレーしたつもり」【東京V対鹿島】
- 「この時間にいれて何すんねん。ふざけんな」今季初出場の遠藤航、“91分投入”に不満の声!「使う気ないな」「イエローもらってるのに意味が分からない」
- 「クボの怒りが爆発」「不満で笑わず」物議を醸す久保建英の“怒りパフォ”に韓国メディアも驚き!「自分を疑った人たちに抗議した」