2025年の干支は“巳”。12年前のタイトルホルダーは何人現役にいる!?
2025年の干支は“巳”。移り変わりが激しいプロ野球の世界で、12年前の2013年にタイトルを獲得した選手で今も現役の選手がいるのかを見ていきたい。13年は当時楽天だった田中将大が24勝0敗1セーブ、防御率1.27と驚異的な成績を残し、楽天は球団史上初となるリーグ優勝、日本一を達成。セ・リーグでは当時ヤクルトのバレンティンが日本新記録となるシーズン60本塁打を放った。また、長く低迷していた広島が球団史上初めてCS進出を決めた年であり、優勝争い常連だった中日が2001年以来となるBクラスに転落したシーズンだ。 セ・リーグの打撃部門は首位打者と打点王がブランコ、本塁打王と最高出塁率がバレンティン、最多安打がマートンと打撃主要タイトルは助っ人が独占。盗塁王は当時広島でプレーしていた丸佳浩が獲得し、18年オフにFA権宣言し現在は巨人でプレーしている。 投手部門は最優秀防御率を獲得した当時広島の前田健太は、16年から活躍の舞台をメジャーに移し、今季はタイガースでプレー。最多勝と勝率第1位の小川泰弘は当時ルーキーだったが、ベテランと呼ばれる年齢に差し掛かった今もヤクルトでプレーしている。 パ・リーグのタイトル獲得者で現在も現役なのは、110打点で打点王に輝いた当時西武の浅村栄斗。現在は楽天でプレーし、通算2000安打まで残り36安打に迫っている。47盗塁で盗塁王となった当時日本ハムの陽岱鋼は、巨人、アメリカ独立リーグなどを経て、昨季からファームに所属しているオイシックス新潟でプレーしている。 投手では最優秀防御率、勝率第1位投手、最多勝の田中将大が今季から巨人、最多セーブ投手の益田直也は現在もロッテでプレーし、名球会入り条件となる通算250セーブに残り7つに迫っている。 当時23歳、24歳、25歳だった選手がタイトルを獲得しており、現在はベテランとなりチームを変えてプレーする選手もいれば、タイトルを獲得した当時の球団でプレーしている選手もいる。 ▼2013年の個人タイトル獲得選手 ※()は当時の所属球団 【セ・リーグ】 <投手> 最優秀防御率 2.10 前田健太(広島) 勝率第1位投手 .800 小川泰弘(ヤクルト) 最多勝 16 小川泰弘(ヤクルト) 最多セーブ 42 西村健太朗(巨人) 最優秀中継ぎ 42 マシソン(巨人)、山口鉄也(巨人) 最多奪三振 183 メッセンジャー(阪神) <野手> 首位打者 .333 ブランコ(DeNA) 本塁打王 60 バレンティン(ヤクルト) 打点王 136 ブランコ(DeNA) 最多安打 178 マートン(阪神) 最高出塁率 .455 バレンティン(ヤクルト) 盗塁王 29 丸佳浩(広島) 【パ・リーグ】 <投手> 最優秀防御率 1.27 田中将大(楽天) 勝率第1位投手 1.000 田中将大(楽天) 最多勝 24 田中将大(楽天) 最多セーブ 33 益田直也(ロッテ) 最優秀中継ぎ 42 佐藤達也(オリックス) 最多奪三振 200 金子千尋(オリックス) <野手> 首位打者 .341 長谷川勇也(ソフトバンク) 本塁打王 31 アブレイユ(日本ハム) 打点王 110 浅村栄斗(西武) 最多安打 198 長谷川勇也(ソフトバンク) 最高出塁率 .418 ヘルマン(西武) 盗塁王 47 陽岱鋼(日本ハム)
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