電気工事士は稼げるって本当? 平均年収はどれくらい? おすすめの資格があれば教えて!
電気工事士は危険を伴う仕事であることから、給料も高いと思われますが実際はどうなのでしょうか。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる? 本記事では、電気工事士の仕事内容や年収、取得しておきたい資格についても解説します。
電気工事士とは
ビルや工場、一般住宅など、あらゆる建物に電気設備があります。電気設備の工事は危険が伴うため、一定の資格を持った人でなければ行えません。その資格を持った人を電気工事士と呼びますが、電気工事士の資格には第一種と第二種があります。 第一種の資格を持っていると、第二種の範囲と、500キロワット未満の工場、ビルなどの工事が可能で、第二種は一般住宅や店舗などの600ボルト以下の工事ができます。
電気工事士の平均年収
国税庁の「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、日本の平均年収が458万円であるのに対して、厚生労働省の調査による電気工事士の平均年収は402万円であるため、平均をやや下回っています。 ただし、この年収はガス・熱供給・水道業などの職に従事している方の年収も合わせた平均であるため、注意が必要です。電気工事士の年収を上げるには、以下の4つの方法があります。 ・資格を取得する ・実務経験や技能を積む ・親方を目指す ・給料が高い会社に転職する このなかでも一番手っ取り早いのが「資格を取得する」方法だといえるでしょう。 「給料が高い会社に転職する」のが、一番手っ取り早いように思えるかもしれません。実務経験を積むには年数がかかりますし、親方になるのは人脈や信頼、資金が必要であるため、なおさら困難です。 では、電気工事士にはどんな資格があるのか、以下にご紹介しましょう。 ◆第一種電気工事士 電気工事士として最初に取得するのは第二種電気工事士で、次に取得するのが第一種電気工事士となります。第一種電気工事士を取得すると、作業できる範囲が広がるため、それにつれて年収もアップする可能性があります。 第一種電気工事士として免状を受け取るには、試験合格に加えて3年の実務経験を積むことが条件です。つまり、単なる試験対策として参考書などを読んで勉強するだけでは、資格を取得することはできません。 このように、第一種電気工事士の資格は、知識と実務経験を併せ持っていることから、社会的信用も高いといえるでしょう。 ◆電気工事施工管理技士 電気工事士として年収をアップしたいなら、電気工事施工管理技士もぜひ取得したい国家資格です。 1級と2級があり、2級の場合は、一般建設業の営業所ごとの専任の技術者として、1級の場合は特定建設業と一般建設業の営業所ごとの専任技術者として仕事ができます。 電気工事施工管理技士は、電気工事施工のために非常に重要な資格なので、取得していると高く評価される可能性があります。 ◆電気通信工事施工管理技士 電気工事士としてステップアップするなら、電気通信工事施工管理技士も、ぜひ取っておきたい国家資格です。 1級と2級があり、2級を持っていると、一般建設業の営業所ごとの専任技術者として仕事ができます。1級の場合は、特定建設業と一般建設業の営業所ごとの専任技術者として、従事することが可能です。