ド軍の「優勝に最も貢献したひとり」のT・ヘルナンデス、再契約も放出も“大きなリスク”と地元紙記者が指摘。球団はシーズン中に延長契約交渉を拒否
今オフのFAとして去就が注目されているMLBロサンゼルス・ドジャースの左翼手テオスカー・ヘルナンデスについて、地元紙記者が残留と放出、どちらの決断にもリスクが伴うとの考えを示した。 【画像】大谷翔平&真美子夫妻の“仲睦まじいツーショット”写真を厳選! 愛犬デコピンも登場 地元紙『Los Angels Times』のジャック・ハリス記者が11月7日付で配信した内容によると、ドジャースGMのブランドン・ゴメス氏はオフの攻撃面での補強ポイントとして外野手を挙げており、今季後半は外野手として出場を続けていたムーキー・ベッツの内野起用の可能性が高いとの発言も紹介。チャンピオンに輝いたロースターを維持する道を選ぶ場合、デーブ・ロバーツ監督ほか複数の選手らが望んでいる通り、チームにとっては引き留めが最優先事項になるとした。 一方でドジャースのフロントは、シーズン中にT・ヘルナンデスの代理人との契約延長交渉を拒否したという。その背景には毎年課題となっている三振率の高さなどがあるとされており、T・ヘルナンデスが望んでいるような高額な長期契約(予測では3年6000万ドル~7000万ドル)を渡すことはリスクであり、球団の典型的な手法からは外れる決断であるとした。 しかし今オフFAの中で有力な外野手はフアン・ソト(ニューヨーク・ヤンキース)のみで、ヤンキースとニューヨーク・メッツの間で行なわれる入札合戦で7億ドル以上の契約になるとも予想されており、この金額はドジャースにとっても痛手。その他の候補としてはアンソニー・サンタンデアー(ボルティモア・オリオールズ)、タイラー・オニール(ボストン・レッドソックス)、ジュリクソン・プロファー(サンディエゴ・パドレス)のほか、ベテランで低コストで契約できる選手らが考えられ、トレードでの外野手獲得も可能だが、T・ヘルナンデスの抜けた穴を埋めるのに十分な選手が見つかるかには疑問が残るという。 ハリス記者は以上の理由から「(T・)ヘルナンデスはオフシーズンの最も重大な要素のひとりとして立ちはだかっている。そして、もし彼と再契約しなければ、優勝に最も貢献した選手のひとりを欠いて、チャンピオンシップを防衛しなければならない」と危機感をあらわにした。 構成●THE DIGEST編集部
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