【専門家・体験談】ASD(自閉スペクトラム症)とは? 保護者はどうサポートする?
もしかしてASD?気になったら
ASDの人には、一般的な常識やルールを察するのが苦手なことなどから、大まかに以下の行動や特徴がよく見られます。 ・目線が合わない ・人の表情や気持ちが読めない ・強いこだわりがある、パターン化されたものが好き ・コミュニケーションが苦手 ・比喩がわからず言葉通りに受け取る
さらに細かくASDに見られる特徴を紹介します。 1.一人遊びが多い、一方的でやりとりがしにくい 2.おとなしすぎる、常に受動的 3.大人や年上の子、あるいは年下の子とは遊べるが、同級生とは遊べない 4.話は上手で難しいことを知っているが、一方的に話すことが多い 5.おしゃべりだが、保育士や指導員の指示が伝わりにくい 6.話を聞かなければならない場面で席を離れてしまうことが多い、聞いていない 7.相手にとって失礼なことや相手が傷つくことを言ってしまう 8.友だちがふざけてやっていることを取り違えて、いじめられたと思ってしまう 9.集団で何かしているときにボーッとしていたり、ふらふらと歩いていたりする 10.急な予定変更時に不安や混乱した様子が見られる 11.一つのことに没頭すると話しかけても聞いていない 12.落ち着きがない、集中力がない、いつもぼんやりとしている 13.忘れ物が多い、毎日のことなのに支度や片づけができない 14.ざわざわした音に敏感で耳をふさぐ、雷や大きな音が苦手 15.靴下をいつも脱いでしまう、同じ洋服でないとダメ、手をつなぎたがらない 16.極端な偏食がある 17.揺れているところを極端に怖がる、すき間など狭い空間を好む 18.身体がクニャクニャとしていることが多い、床に寝転がることが多い 19.極端に不器用、絵やひらがなを書く時に筆圧が弱い、食べこぼしが多い 20.運動の調整が苦手で乱暴に思われてしまう、大きすぎる声を出すことが多い 21.話が流暢で頭の回転が速いことに比べて、作業が極端に遅い 22.難しい漢字を読むことができる一方で、簡単なひらがなが書けない 23.図鑑や本を好んで読むが、作文を書くことは苦手 24.極端な怖がり 25.ささいなことでも注意されるとかっとなりやすい、思い通りにならないとパニックになる 26.一度感情が高まると、なかなか興奮がおさまらない ご紹介した特徴は、「もしかするとASDかも」と気づく参考程度にしてください。 上記のような言動で日常生活や社会生活でお困りのようでしたら、まずは学校の先生やスクールカウンセラーに相談を。 必要があれば小児科医、児童精神科医、あるいは発達支援センターなどに相談してみると良いかもしれません。