幸せな結婚生活を送るため、基準にすべきなのは?【里崎智也×五十嵐亮太のライフハックベースボール!】第32回
■五十嵐家のそれぞれの立場 五十嵐 五十嵐家は「愛情」で成り立ってますよ。 里崎 それは、奥さんを意識した言葉なんじゃないの(笑)? 五十嵐 もちろん、そうですよ(笑)。僕は家庭内で総理大臣だとか考えたこともないからわからないけど、五十嵐家のパワーバランスで言うならば、僕のほうが弱いことにはなりますね(笑)。ただ、妻が一方的に何かを押しつけてくるわけじゃないし、彼女の判断や考え方は正しいことが多い。最初に聞いたときは納得できなくても、後になって「あのときの判断は正しかったんだな」と気づくことが多いんです。そのあたりの信頼はとても大きいですね。 僕はサトさんのように、しっかりと先を見据えて行動するタイプじゃないから、「いつも客観的に判断してくれる人」が必要なんですが、それが妻です。どちらかというと僕は、操られている。コントロールされていると言えるかもですね(笑)。 里崎 それで家庭がうまく回っているなら、それが「五十嵐家の正解」なんだろうね。亮太が言っていることも、やっぱり「敬意」が大事だよね。パラメーターが変動する「情」よりも、「敬意」「尊敬」というところを基準にすると、自分にとっての理想的な家庭生活を送ることができると思うな。 五十嵐 ただ、僕は「敬意」という基準もパラメーターが変動することはあると思いますね。やっぱり、「どうしても許せないこと」があれば、敬意だって一瞬にしてなくなってしまうこともあると思うから。幸いにして僕の場合は、そんな経験がないからいいけど。でも、サトさんの言うように「ずっと愛し続けること」に重きを置きすぎるんじゃなくて、「お互いを思いやりながら敬意を持つこと」を意識したほうが永続するし、幸せな家庭が築けると思います。 ――どうもありがとうございました。それぞれの実体験に基づく「理想の結婚生活」のヒントが見えた気がします。次回も引き続き、このテーマを深掘りしたいと思います。 里崎・五十嵐 了解です。次回もどうぞよろしくお願いします! 構成/長谷川晶一 撮影/熊谷 貫