レオパレス会見、社長が辞任(全文4)ガバナンスが至らなかった
問題を本当に把握していなかったのか
日本経済新聞:日経新聞の【イザワ 00:55:23】と申します。何度も申し訳ございません、深山社長にお伺いしたいんですけれども、今回の問題に関して過去に知らなかったというふうに発言をされておりましたけれども、これは問題を本当に把握していなかったということでよろしいんでしょうか。 深山:それは間違いございません。ただ、知らなかったということではまずいんではないかなと。知ってたか知らなかったかということに関しましては知らなかったという、事実なんですけど。 やはりその、社長である、または取締役であるという点におきまして、それを知らなきゃならないという、善管注意義務といいますか、そういう点ではやはり組織としての、私として、これはトップの問題だと思いますけど、そこがガバナンスが至らなかったのかなというふうに考えております。 そういう意味でも今回、経営をまずトップ自ら刷新して新体制をつくり上げていくということで、新しい社長がそれはやってくれるものだというふうに理解しております。 日本経済新聞:ありがとうございます。それから、今期の入居率の見通しなんですけども、平均85%ということですけども、これの上限と下限の見通しというのがあれば教えてください。 宮尾:特に今回、上限・下限という見通しをつくっているわけではございません。例年どおり目標値を設定してございます。 日本経済新聞:分かりました。あと、すいません、最後にもう1点。今回、自己資本比率がかなり悪化していますけれども、ちょっと先ほどのお話とも重なるんですけれども、なんらか資本政策を考えてらっしゃることがあれば。まだ言える段階にはないと思うんですけど。 宮尾:現時点で考えていることは特にございません。 日本経済新聞:分かりました。ありがとうございます。
ふさぐべき穴をふさいでいない施工不良もあったのか
テレビ朝日:テレビ朝日の宇田川です。施工不良の物件、これまで公表されていますけれども、一部で新しく不良の形として、壁にパイプのような穴を開けて、それの穴を、本来ふさぐべきものをふさいでないという報道があったんですけれども、これについては御社の行っている調査の中でそういったことが出てきているのかどうか教えてください。 蘆田:週刊誌の報道を受けてのご質問だと思うんですけども、まずあの写真の物件について、現在、当社のほうであの物件がどこに存在するものなのかって把握できてございません。ただ、当社といたしまして全棟調査を現在行ってございます。ああいった貫通部において隙間等があったり、きちんとした処理がされていないものが発見された場合には、全て補修の対応として補修してございます。 テレビ朝日:補修の対象としてすでに補修した物件の中でも、ああいった形のものがあった可能性はあるということですか。 蘆田:あの形とまるっきり同じものかどうかっていうのは個別の事象になりますけれども、界壁の間を配管の貫通があった場合に、そこの隙間の補修っていいますか、不燃材等の充填が不十分なものがございましたので、そういったものは補充してございます。それと同じような扱いになるということでございます。 テレビ朝日:ありがとうございます。