DeNA・東 2年で8倍!「目標金額」に到達「2610万円→2億1000万円」
DeNA・東克樹投手(29)が2日、横浜市内の球団事務所で契約交渉に臨み、倍増の年俸2億1000万円で更改した。23年の2610万円から2年間で約8倍となり「目標としていた金額。先発の役割を果たせたと思う。充実していた」と笑顔で話した。 リーグ3位から下克上での日本一。今永がカブス移籍で抜けた中、エースとして2年連続2桁の13勝4敗、防御率2・16とけん引した。CSファーストSで左太腿裏を肉離れも、2連敗で迎えた日本シリーズ第3戦に先発し7回1失点で勝利投手に。快投で流れを変え、そこから4連勝の日本一を呼び込んだ。 誇れる数字として挙げたのが「12球団で一番投げたイニング数」だ。自己最多で両リーグトップの183投球回。来季は「先発の役割として、長いイニングを投げることにこだわる」と200投球回到達を目標に掲げた。 過去10年で両リーグでわずか3人しかおらず、球団では三浦監督が現役だった06年の216回2/3が最後。「自分は2年連続で170回以上を投げた。どうすればケガなく長いイニングを投げられるか分かってきた」と球団では19年ぶりの大台を視野に入れる。 オフは直球の球速アップに取り組むといい「(2年続けて活躍し)3年目で確固たる地位を築き上げる。それを胸にやりたい」。昨季受賞した最優秀バッテリー賞にも「獲りたい。今年も目指していて獲れなかった」と意欲を示した。200投球回にリーグV、2年連続日本一…。果てない野望に突き進む。(鈴木 勝巳) ≪筒香超え705%増≫東は8年目となる来季年俸2億1000万円で契約を更改した。DeNAで8年目までに年俸2億円超えは4年目の牧(23年2億3000万円)を筆頭に5人目、投手では5年目の山崎(19年2億5000万円)に次ぐ2番目のスピード記録となった。また、東の23年の年俸は2610万円。2年間で705%増は、15年4600万円から17年3億円になった筒香の552%増を大幅に上回る昇給率となった。