【プレビュー】互いに上位を目指す上で勝ち点3が欲しい一戦。U等々力で川崎Fと名古屋が激突|Jリーグ
【国内サッカー プレビュー】明治安田J1リーグは5月31日と6月1日と2日に第17節が開催。UvanceとどろきスタジアムbyFujitsuでは川崎フロンターレと名古屋グランパスが対戦する。
3試合勝ち星なしの15位・川崎Fと、3試合負けなしの5位・名古屋が激突する。互いに上位を目指す上でも勝ち点3が欲しい一戦となる。 川崎Fは前節、柏レイソルと対戦。30分に遠野大弥とのワンツーでペナルティーエリア内の狭いエリアを突破した脇坂泰斗が先制点を奪取したものの、後半に同点弾を献上した後は押し込まれる時間が続くことに。チョン・ソンリョンの活躍もあり逆転弾こそ奪われなかったが、先制しながらも勝ち切ることができなかったのはチームの課題として残った。 チームとしては苦しい時期が続いている。以前よりはボールを保持しながら攻め込んでいく展開は増えているが、相手を打ち負かすような破壊力を見せることはできず。一方、攻めあぐねる状況が続く中で失点を喫してしまう試合も多く、そこのバランスはうまく詰めていく必要があるだろう。ポゼッションしながら攻撃する際のバリエーション、ショートカウンターの際のクオリティは高めていくことが求められる。 そんな中、今節はキーマンに脇坂泰斗を挙げたい。前節、5試合ぶりに得点を記録した脇坂は、チームの攻撃の要の一人でもある。相手のゴールエリアで違いを生み出せる選手だけに、チームを勝利に導く活躍を期待したい。 一方、名古屋は前節、ホームで京都サンガF.C.と対戦。こちらは5連敗中だった京都に先制点を奪われる展開となったが、後半にキャスパー・ユンカーのアシストから椎橋慧也が移籍後初ゴールを奪取して試合を振り出しに戻した。ただ、そこから勢いに乗った攻撃で攻め込んだが追加点は奪えず。3試合負けなしとなったが、押し切れなかったところは改善していく必要があるだろう。 今節は川崎Fが相手とあってボールを保持される時間は増えるはずだ。しかし、そういう状況の中でボール奪取からカウンターで迫力が出せるのが名古屋でもある。相手にボールを持たれたとしても慌てることなく対応し、自分たちのペースへと引きずり込んでいきたい。鍵を握るのはキャスパー・ユンカーか。スピードのある攻撃で相手の最終ラインにプレッシャーをかけ続け、チームに勢いをつける得点を奪いたいところだ。 リーグ戦中断前、最後の一戦。勝利して気持ちよく中断に入るのはどちらか。注目の一戦は2日17時キックオフだ。