2024年「食品業」倒産4年ぶり600件超 価格転嫁が難しい製造業、卸売業の苦境が鮮明
【地区別】9地区のうち、7地区で増加
地区別は、9地区のうち、中部、四国を除く7地区で前年同期を上回った。東北57件(前年同期比21.2%増)と近畿129件(同21.6%増)、九州76件(同5.5%増)が3年連続、中国43件(同2.3%増)が2年連続、北海道25件(同13.6%増)と関東182件(同11.6%増)、北陸12件(同20.0%増)が2年ぶりに、それぞれ前年同期を上回った。 一方、四国18件(同14.2%減)が、2年ぶりに前年同期を下回った。中部は前年同期と同件数の77件だった。 都道府県別件数では、増加が30都道府県、減少が13府県、同数4県。 増減率(件数10件以上)では、増加が奈良266.6%増、岡山83.3%増、長野71.4%増、広島63.6%増、大阪43.5%増、大分42.8%増、青森と埼玉が各41.6%増、愛知30.4%増、兵庫25.9%増、長崎25.0%増、神奈川21.7%増、茨城と三重が各20.0%増、宮城と千葉が各14.2%増、北海道13.6%増、東京7.4%増。 一方、減少は静岡40.0%減、京都26.9%減、福岡19.4%減。