Nexus 6は想定以上の売れ行き ── Google Playでは在庫切れが続く
ハイエンドAndroidスマートフォン「Nexus 6」。昨年12月の発売からしばらくが経ったが、Google Playでは在庫切れが続いている。キャリアで唯一Nexus 6を取り扱うワイモバイルは、販売台数は明かさないものの「店頭初売りでも好評で、想定より売れている」と話す。改めて製品を見てみよう。
大きいながら手に馴染む持ちやすさ
Nexus 6はモトローラ・モビリティが製造し、日本では2014年12月11日に発売された。大型6インチ画面が目を引くいわゆる“ファブレット”端末で、OSに最新のAndroid 5.0 Lollipopを搭載する。スマートフォンで初めて下り最大110MbpsのAXGPに対応している。 ワイモバイルではこれまでNexus 5などミドルレインジの端末を中心に扱ってきたが、ハイエンド機の取り扱いは初めて。「供給量が増えてきているので、売上も徐々に伸びている」(同社広報)と話し、主に30~40歳代の男性が買い求めるという。 重さは184g。Nexus 5の130gと比べて、卵一個分くらい重いが、ずっしり重い感じはない。手に持った感じも背面が端ほど薄くなっているので、手のひらや指の起伏にぴったりと収まるように持ちやすい。持った感じの違和感は、むしろサイズが小さく、端が角張っているNexus 5の方が気になるくらいだ。 ディスプレイは1,440×2,560ドットの6インチ有機ELを搭載。画面が大きくなると、ウェブ閲覧や映像を楽しむときに大きな威力を発揮することは言うまでもないが、親指のスワイプ動作や持ち運びのコンパクトさには不自由を感じる人もでてくるだろう。 確かに大型化はしたが、スーツの胸ポケットやジーンズの尻ポケットには無理なく入るサイズに収まっている。iPhone 6 Plusより幅が少し広いくらいだが、気になる人は気になるだろうから、操作のしやすさも含めて、こればかりは店頭で確かめるしかない。 大きなデバイスを身に付けることに抵抗がある人は、試しにAndroid WearやPebbleなど腕時計型のウエアラブルと併用してみるのも一興だろう。必要なメールやSNS通知や着信は腕時計で感知できるし、曲送りも可能だ。ウェブ閲覧やメール返信など、必要なときだけかばんから端末を取り出すという使い方をすれば、大きさが気になることはないだろう(ウエアラブルに興味があればだが)。