Nexus 6は想定以上の売れ行き ── Google Playでは在庫切れが続く
マルチメディア性能いろいろ
背面には開放値f2.0、13メガピクセルのカメラを搭載しており、光学式手ぶれ補正機能が付いている。試しに浅草・雷門をNexus 6とNexus 5で撮り比べてみた。Nexus 5では、柱や提灯の赤みが明るい朱色に表現されているのに対し、Nexus 6の方は色みがより深く表現されている。動画は、4Kで撮影できるところも見逃せない。 Nexus 6の前面の上と下にそれぞれスピーカーがある。横置きにするとステレオでサウンドが楽しめるというわけだ。気になる音割れはなく、それなりに広がりと張りのある音がするので、Google Playで提供される映画もイヤフォンやヘッドホンを接続することなく、この端末だけで楽しめると思う。
Turbo charge 15 分でどこまで充電でできるか?
正直、写真の発色は個人の好みによるし、OSが最新であってもなくても、実用にそう大きな影響はない。スマートデバイスは通信ができてナンボだし、それを可能にするバッテリーは重要だ。 ワイモバイルが公表しているスペックでは、Nexus 6の搭載バッテリーは3220mAh、待ち受けは400時間。これに対してNexus 5は、2300mAhで約590時間と、容量はNexus 6の方が大きいのに、待ち受けは短くなっている。 ウェブのレビューでは、バッテリーはNexus 6の方がNexus 5より1.5倍は持つという報告がある一方で、1日2、3回の充電が必要という報告もある。筆者がNexus 5で通話とSNSを中心としたコミュニケーション、Nexus 6でウェブや地図閲覧といったように使い分けてみた感じでは、Nexus 5の方がバッテリーの消費が早かった。もっともNexus 6で通話をすることはなかったし、Nexus 6の方が物として新しい「新品」なので、このあたりは割り引いて考えないといけない。 結局のところ、バッテリーの消費の仕方は環境や使い方によって異なるということなのだろうが、助かるのは、充電が速いということだ。Nexus 6は、15 分の充電で最長6時間使用できるという触れ込みのTurbo chargeに対応している。 Nexus 6のバッテリー残が10%になったところで、専用のチャージャーで15分の充電を行った。バッテリー残量は31%に回復し、「残り9時間」の表示は「残り約1日2時間」に変わった。残りの表示の信憑性はともかく、充電を忘れた出勤前の朝や、出先でコンセントが使えるファストフード店でコーヒーを飲んでいる間にバッテリー残量が15分で回復するのはありがたい。 また、無接点充電「Qi(チー)」に対応しているところも何気に便利だ。この機能はNexus 5譲りで、市販されているQi充電器が必要だが、これさえあれば、平台の充電器の上にデバイスを置くだけで充電できる。USBケーブルをデバイスに挿す必要がない。充電台に置くだけで充電される便利さは、実際に使ってみると実感できるだろう。 価格は、Google Playで32Gモデルが7万5170円、ワイモバイルで7万5168円(一括払いの場合)。Google Playでは、1月25日現在も在庫切れとなっている。