パリ五輪で躍動→NBA復帰を果たしたヤブセレ。「シクサーズがどれほどいいか語ってくれた」と決断を後押しした2人のOBとは<DUNKSHOOT>
現地時間8月29日(日本時間30日、日付は以下同)、フィラデルフィア・セブンティシクサーズはガーション・ヤブセレと正式に契約を結んだことを発表。203cm・120kgのパワーフォワードは、NBAでプレーする2度目のチャンスを掴んだ。 【画像】パリ五輪 ヤブセレがレブロンを豪快ポスタライズしたシーン! 先日、米スポーツ専門局『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者は、1年210万ドル(約3億660万円)という契約内容になると報道。もともとヤブセレは2016年のドラフト1巡目16位でボストン・セルティックスから指名されてNBA入りし、2017-18、18-19の2シーズンを同球団でプレーしてきた。 計74試合に出場し、平均6.6分のプレータイムで2.3点、1.4リバウンドを残していたものの、2019年7月10日にセルティックスからウェイブ(保有権放棄)。その後はNBAを離れ、直近3シーズンはスペインのレアル・マドリードに所属すると、2020年からはフランス代表のシニアチーム入りし、主要国際大会にも出場した。 2021年の東京オリンピック、2022年のFIBAユーロバスケットで銀メダルを手にしたことに加え、今夏のパリオリンピックでは主力の一角としてフランスの銀メダル獲得に大きく貢献。全6試合の出場で平均23.3分、14.0点、3.3リバウンド、1.0アシストにフィールドゴール成功率51.9%、フリースロー成功率81.5%をマークし、大会のオール2ndチームにも名を連ねた。 30日に米メディア『USA Today』に公開された記事の中で、ヤブセレは「これが自分にチャンスを与えてくれる唯一のチームという気がしている。僕にとってはこの状況、それに(シクサーズの)すべてがすごくいいものだった。チームへ加わることが楽しみなんだ」と話していた。 シクサーズにはパリ五輪決勝で対峙したアメリカ代表の先発センター、ジョエル・エンビードを筆頭に、ポール・ジョージやタイリース・マキシー、ケイレブ・マーティン、ケリー・ウーブレイJr.、エリック・ゴードン、カイル・ラウリーといった実力者が揃っているが、純粋なパワーフォワードはKJ・マーティンのみ。それだけに、ヤブセレの加入でバランスの良いロスターになったと言えるだろう。
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