13歳差の弟2人と添い寝する高1長男&“3人”同時に面倒を見る中1兄の姿「幸せの大渋滞」「保育のプロ級」
◆3人のお世話をする長男に母は感謝「あなたたちには、最高のお兄ちゃんがいる」
お母さんが夕食の準備をしている時に泣き出してしまった0歳の娘さん。すると、すかさず中学1年生のお兄ちゃんが駆けつけ、娘さんを抱きかかえながら、3歳と2歳(いずれも取材時)の弟ともボール遊びをし始めた。そのやさしいお兄ちゃんの姿に、「保育のプロ級」「中学の多感な時期なのにすごい!」「素敵なお兄ちゃん」などとコメントが寄せられ、260万回再生を超える反響があった。 この出来事は、末っ子が産まれて1ヵ月経った頃のこと。夕飯の支度中に末っ子が泣き出してしまい、バタバタとしていたら、末っ子が泣き止み、次男と三男の笑い声まで聞こえてきたという。 「キッチンから覗くと、長男が3人のお世話をしてくれていました。その時、思い出として残したくて慌てて撮った動画です。下の子達が大きくなったとき、『あなた達には最高のお兄ちゃんがいるんだよ』と伝えたいなと思いました」 長男は普段から当たり前のように下の子達のサポートをしていて、「“できないことをできる人がする”と、シンプルに考えてくれていますね」とお母さんは感謝の気持ちを述べる。 3歳の次男はダウン症のため、発達もゆっくりでまだ話せない。2歳の三男は次男の成長を追い越しているので、兄弟間での年齢は関係ないと考えている。 「次男と三男は生まれたときからずっと一緒にいる双子のような関係性です。言葉はなくとも一緒に笑い合い、たくさん遊んでいます。下の子達からすると長男は大きいので、兄弟というよりは大人のように見ている気がします。なので全力で甘えています!」 13歳の長男は構ってほしくないオーラを出す構ってちゃん。3歳の次男は慎重派、2歳の三男はビビり、生後8ヵ月の末っ子はよく寝る。そんな4人のお子さんを育てていく上ではいろいろなことがあったが、次男がダウン症だと長男に話したのは、次男が生後4ヵ月の頃だったそう。 「伝えたとき、不安そうに次男の手をそっと握ったんです。もしかしたら、次男は死んじゃうかも…そんな不安もあったのかもしれません。長男も、小さな心でしっかりと考えてくれていたのだと思いました。伝える前も伝えた後も、変わらずに次男を溺愛してくれています」 次男がダウン症だとわかった時、「お話できないような気持ちにもなりました」とお母さんは振り返る。 「でも、やっぱり我が子は可愛くて愛おしくて。家族がいるから私は強くなれたと思います。子どもたちにたくさんのことを教わっています。大変だし、しんどいときもあって、悩みも尽きないんですけどね。毎日が驚きと感動に溢れています」