「史上最高配当の衝撃」「雨の京王閣、“魂の走り”」… 競輪ファンが語る『忘れられないKEIRINグランプリ』
毎年12月30日に開催される『KEIRINグランプリ』。2024年は静岡競輪場で開催されます。 1985年に行われた第1回(優勝・中野浩一氏)を皮切りに、毎年語り尽くせないほどのドラマが生まれているグランプリ。netkeirinでは読者のみなさまに『忘れられないグランプリ』と題したアンケートを実施しました。 たくさんの読者のみなさまにご協力いただき、思い思いのエピソードをお寄せいただきました。こちらでは、アンケート結果上位と編集部に届いた『忘れられないエピソード』をランキング形式でご紹介します! まずは第6位からご覧ください。
第6位『2020年平塚GP 優勝・和田健太郎』
第6位は和田健太郎が優勝した『KEIRINグランプリ2020(平塚)』。 レースは平原康多とサプライズ連係した脇本雄太が逃げる展開。最終バックからの激しい攻防で前団がもつれると、なんと和田の目の前のコースが開く。迷いなく突っ込んだ和田が初出場初優勝を挙げ、3連単はKEIRINグランプリ史上最高配当となる22万1650円となった。
『痺れた』『運命感じた』…ファンの声
「最終周回の2センターでまるで神様が和田を優勝させたいかのように道が一気に開けたから」 「初めてのグランプリで10万円以上払い戻しを受けた。出場選手紹介で和田選手が『車券買ってください!』とコメントしていたのをきっかけに、4番アタマの車券を買い足した。最後インが開いた展開も含めて本当に運命を感じた」 「シャレで買った4番のワダケンだったはずなのに最後の追い込みの鋭いこと!いつの間にか来てガッツポーズしてた。シビレタ」 「脇本-平原のサプライズ連係は当時のファンは皆驚いたと思う。そして肝心のレースで平原が直線前にタテではなくヨコへ動いたのが本当に衝撃だった。平原がレース後に言っていたが、『あそこで仕事をしないと番手を回っている資格が無い』というニュアンスのコメントを見て、これが競輪の面白い所であり素晴らしい所だと思った。ライン戦を全うしようとした平原の姿が印象的で、結果的に本命選手が共倒れの形になり、伏兵の和田健太郎が恵まれたのも競輪の深みだなと感じた」