「史上最高配当の衝撃」「雨の京王閣、“魂の走り”」… 競輪ファンが語る『忘れられないKEIRINグランプリ』
第5位『2012年京王閣GP 優勝・村上義弘』
第5位にランクインしたのは2022年に引退した村上義弘さんが単騎で優勝した『KEIRINグランプリ2012(京王閣)』。 “先行日本一”として鳴らし、2度のグランプリ優勝(2012年、2016年)を経験している村上さん。2012年のグランプリは直前の練習で落車し、肋骨を骨折してしまう。大雨のなか、満身創痍かつ単騎で挑んだグランプリは最終周回、3番手から捲りを決め劇的V。この“魂の走り”は多くの人の心に刻まれている。
『魂の走り』『涙が出ました』ファンの声
「雨中の単騎、骨折明け魂の走り。 初めて車券を買って、車券の勝ち負けは覚えてないけど村上の走りだけは覚えている。自分が競輪にハマったきっかけとなるレース」 「骨折しながらも優勝して、トウカイテイオーみたい」 「コメントが良かった『魂の走りをします』本当に魂の走りでグランプリを制覇したのは、素晴らしい」 「自分が村上義弘選手の競輪道に強く感銘を受けていることも大きいが、あの豪雨の中、3番手で様子を見ず、直ぐに仕掛けたあの判断と行動力には、感動させてもらいました。弟のG1、GP優勝に貢献しまくったお兄ちゃんがやっと獲った! 涙が出ました」 「大雨の京王閣… 直前の練習で落車し、肋骨を骨折したままの状態で出走。単騎切れ目からで道中中部ライン後ろの3番手追走から、深谷の先行に乗り打鐘後から最終ホームをそのまま中部ライン後ろの3番手で通過し、最終2コーナーで捲りを打ちそのまま成田の強襲をしのぎ優勝…。単騎での優勝も劇的だしあの魂の走りは生涯ベストレースと言っても過言ではないレースだった!!」
第4位『2021年静岡GP 優勝・古性優作』
今年のグランプリ開催地で行われた『KEIRINグランプリ2021(静岡)』が4位にランクイン。優勝した古性優作はこの年から4年連続のグランプリ出場を控えている。 レースは唯一の3車だった関東ラインを追走していた古性が、2段駆け態勢の関東勢の上を捲り独走V。この年の「オールスター競輪」でGI初タイトルを獲得した古性が、勢いそのままに初出場初優勝を挙げた。4番車、単騎で捲った古性の姿に、前述の村上義弘さんを重ねたファンも多かった。
『鳥肌』『村上義弘さんを彷彿』…ファンの声
「初GIタイトルからの初グランプリでの初優勝。やはりここを優勝してからの古性の快進撃は驚かされる。まさに立場が人を変えるじゃないけどこの優勝から凄みが増した」 「はじめて見たグランプリ。このレースで古性選手に脳を焼かれた」 「単騎で青の4番車。村上義弘選手を彷彿とさせる完璧なレース運び」 「初めて買ったグランプリ車券が的中。 関東の二段駆けを粉砕した単騎古性の捲りが衝撃だった」 「最終バックのあの場面で、単騎で捲りに行く度胸とあの鮮やかさは今でも鳥肌が立つ」 後編では第3位から栄えある1位までを紹介します。あなたの記憶に残るグランプリはランクインするでしょうか?ぜひご覧ください。