オールブラックスがイベントに参加、ラグビー日本代表との対戦を前にファンと交流
オールブラックスの選手が登場すると、会場の中高生から「わぁ、デカい!」と歓声が上がった。トヨタヴェルブリッツでプレー経験もあるトゥイプロトゥが日本語で元気よく、「おはようございます!日本語で好きな言葉は『スイマセン』です(笑)」と挨拶した。
選手の自己紹介の後、千葉・八千代松蔭高校ラグビー部員によるハカのパフォーマンスが行われた。1ヶ月練習したというオールブラックスのハカ、「カパ・オ・パンゴ」を見て、「日本とニュージーランドはハードワークするという共通点がある。だから日本の高校生がニュージーランドの大事な文化であるハカを踊ってくれたのは光栄なこと」(トゥイプロトゥ)、「ハカリーダーも見事だった」(シティティ)とオールブラックスも感嘆の声を挙げた。
その後、日本の中高生から英語での質問が続いた。「ラグビー以外だったらどのスポーツ選手になりたい?」との問いにはそれぞれ、「ゴルフ。下手だからまっすぐ飛ばしたい」(トゥイプロトゥ)、「バスケットかな。自分もやっていたし、NBAが好き」(ロード)、「NFLの大ファンだから、アメリカン・フットボールだね」(シティティ)と答えた。
また子どもの頃の夢を聞かれると、「旅が好きだからパイロット。オールブラックスになって世界中を回っているからその夢は今半分叶っているかな」(シティティ)、「ラグビー選手じゃなかったら農場で牛の世話をしたい。キャリアを終えたら多分そうする」(ロード)、「僕は建築の勉強をしていたんだ」(トゥイプロトゥ)とそれぞれ答えた。
「オールブラックスになりたいけど何が必要ですか?」という質問には、トゥイプロトゥは、「まずはニュージーランドの学校に通わなきゃ(笑)。僕の地元オークランドにはいい学校がたくさんあるよ」。
「そして、たくさんラグビーの試合を見てハードワークすること。僕らブルーズの選手も指導する機会もあるしね」と笑顔を見せた。ロードは「まずは自分の目標を設定すること。そして努力すると同時にそのプロセスを楽しむこと」とアドバイスを送った。