【毎日書評】自分の強みを言語化できない人へ。やる気の源泉を見つける5つのメリット
効用4 他人軸ではなく、自分軸が明確になる
他人からの承認や評価はもちろん重要。しかし、上司が変わったり、会社の方針が変わったり、部署が変わったりすると、認められなくなって自己肯定感や意味を見失ってしまうこともあるかもしれません。だとすればそれは、他人軸で振り回されている状態だということになるでしょう。 でも、大切なのは「自分軸」です。 自分軸とは、ディープドライバーを起点に動くことです。この動機で動いているとき、心に安定感と充足感が同時に訪れます。(58ページより) そして不安や他人からの目が気になりすぎる人は、自分軸であるディープドライバーによって、自分の心に安定をつくり出せるそうです。(58ページより)
効用5 結果的に評価され、承認欲求も満たされる
なかには、自分のためだけにがんばることはできないという方もいらっしゃるでしょう。「喜ばせたい」「貢献したい」「応援したい」など、相手の反応こそが本当に深い感情のディープドライバーだというタイプです。 私が気に入っている天職の定義は、「天職とは、他人のために、自分のやりたいことをやること」。私はまさにこれがピッタリだと思います。 まずは自分を突き動かす動機、それが相手を喜ばせるということであれば、喜ばせる企画を立て、笑顔を想像して準備する、そのプロセスが楽しいのです。(59ページより) ディープドライバーで活動した先にいる受け手の笑顔により、他人欲求が満たされるのが理想的だと著者は述べています。(59ページより) 「なにがしたい?」「どうなりたい?」「どう動く?」という3つのフェーズを細かくステップ分けし、解説とワークを示した一冊。 手順に従って取り組めば、人生に対する迷いから脱し、「自分が何者で、どう生きたいのか?」が明確になっていくと著者は断言しています。自分自身を問いなおすために、活用してみる価値は大いにありそうです。 >>Kindle unlimited、2万冊以上が楽しめる読み放題を体験! Source: 中央経済社
印南敦史