【毎日書評】自分の強みを言語化できない人へ。やる気の源泉を見つける5つのメリット
効用1 真の理想、目標、やりたいことが見つかる
たとえば、「お菓子をつくる」「人を喜ばせる」が自分のドライバー(動機の源泉)だとわかっている人が、お菓子でできた花束を見つけ、「自分もこういうことができたら最高だな」と感じたとしましょう。その結果、本来は趣味だったお菓子づくりが、やがて小さなネットショップを始めることへとつながっていったとしたら? つまり、「やりたいことが見つかっていく」のはこのようなプロセスだということ。逆にいえば、真の理想、目標、やりたいことが見つからない場合、その原因は「動機の原点をつかめていないこと」にあるわけです。外界の探究ではなく、内なる動機を探すことが大切だということです。(56ページより)
効用2 強み・才能の原石が見つかる
現時点で「自分には強みや才能がない」と感じている方も、まずはディープドライバーを見つけようと著者は提案しています。 私は、著者という人生を決めて、15年間で、24冊、120万部になり多くの方に読んでいただいておりますが、今でも「気づく」「言語化する」「体系化する」ことがドライバーで、「書く時間」は熱中体験です。 思えば、そのドライバーから、大学時代にも日記を書いたり、考えを図にしたりしていたものでした。それが職業に生かせることになるなんて想像だにしませんでしたが。(57ページより) そんなエピソードからもわかるように、強み・才能の原石は、まだ光っていなかったとしても、必ず自分自身のなかに存在するもの。だからこそ、強みや才能の原石を見つけて明確にし、「これが自分の強み・才能」だと言語化できるところまで、継続によって磨くことが重要であるわけです。(57ページより)
効用3 結果に関係なく、プロセスで充実感を感じる
昨今、ウェルビーイング(幸せ)が叫ばれていますが、ディープドライバーに触れる活動を仕事やプライベートでやっている人は、ウェルビーイングの度合いが高くなります。ディープドライバーに触れているとき、人は夢中になり、没頭し、結果よりプロセスから、その充実感を得られます。(58ページより) そこでディープドライバーを明確にすることができたら、その“熱中、夢中体験”を生活のなかに組み込むべき。一日15分実践するだけでも、生活が圧倒的に豊かになるそうです。(58ページより)