【有馬記念】武豊を熊沢重文さんが“直撃”…伏兵ダイユウサクに惜敗した91年、ドウデュースへの思いなどを語り尽くす
―ところで、お二人の有馬記念といえば、やっぱり(1991年の)ダイユウサク―メジロマックイーンのレースが印象的です 武豊「まあ、そうだよね。あれ、何年前になるのかな? 30年は経つよね。あの時もそうだけど、やっぱり競馬は何が起きるか分からない。それは常にあります。競馬に絶対はないですから」 熊沢「だからこそ、順調に追い切りをスムーズにこなせるとジョッキーとしては安心するよね」 武豊「競馬は何があるか分からないけど、有馬記念に向けて、天皇賞・秋を勝って、ジャパンCも勝って、1週前追い切りも順調で、と自分の中ではすごくいい感じで、当日を迎えられるかなと思います」 ―ドウデュースの競馬では、ジョッキーカメラも人気を博しています 熊沢「あれはつけていて、違和感はないものなの?」 武豊「違和感はないですね。返し馬や輪乗りする時はちょっと意識するけど、レースにいったらすっかり忘れていますね。競馬直後は本心が出ている感じです」
―最後に、2人にとって、有馬記念というのはどういうレースですか? 武豊「競馬関係者からすると特別なレースだと思うし、世界で一番馬券も売れるレースみたいですしね。本当に年末の恒例行事。毎年出たいっていうレースですね」 熊沢「有馬記念に乗ってる時は楽しみでしかなかったね。特に有力馬に乗れるのは光栄だよね」 武豊「人気馬に乗っている時に、それは実感しますよね。わくわくします。やっぱり結果で応えたいと思いますからね」 熊沢「有馬記念の日は、中山競馬場の内馬場でイベントに参加しているんだよね。もちろん、応援しているのは、ドウデュースです」 武豊「ありがとうございます。長くコンビを組んできて、すごく大好きな馬だし、その馬の最後のレースなので、もちろん結果も勝って終わりたいというのも強いですし、悔いのないレースをしたいです。競馬だから何があるか分からないけど、とにかく悔いが残らないレースがしたい。それだけですね」
中日スポーツ