重ね着しないでお洒落に。晩夏~秋口に欲しい、大人のための「デザインシャツ」6選
連載「迷い世代の服選び」
スタイリストのおおさわ千春さんが、「何を着たらいいのかわからない」と悩みがちな“迷い世代”の大人に向けて、おすすめのファッションアイテムをご紹介する連載。今回は、晩夏から初秋にかけて活躍するインパクト・シャツをピックアップしました。
一枚で着映えるインパクト・シャツ
毎日暑い日が続いていますが、季節は少しずつ秋へ。そんな季節の変わり目に是非お勧めしたいのが、一枚で絵になるインパクト・シャツです。 暑い日は、重ね着もできないですし、お洒落に見せるのが難しいですよね? 一枚着るだけで洗練された装いになるアイテムが、シルエットやディテールに工夫を凝らしたシャツです。 色は白一択。フリルディテールやボリューミーなシルエットの場合、黒を選びがちですが、夏だと重く見えてしまいます。また、デザイン自体に迫力があるので、黒だと近寄りがたい雰囲気になることも。その点、白は着る人を選ばず、個性的なデザインでもトライしやすいと思います。 また、注意して欲しいのが、ボトムスや小物の選び方。インパクト・シャツはともすると「頑張ってる感」が出てしまうので、ボトムスや小物はシンプルなデザインを選ぶのが大事です。
エッジが効いたコーディネートで甘辛ミックスを意識
フリルディテールをあしらったパフスリーブが華やかなブラウスは、マックスマーラのプレフォールの新作。今季のテーマは芸術家アレクサンダー・カルダーのサーカスにインスパイアされているのだそうで、個性的な華やかさのある服が揃っています。 こちらは、ハリ感のあるコットンポプリンを使用。オーバーサイズのストレートなラインで、主役級の存在感を放ちます。甘いフリルを大人っぽく着こなすために、胸元はあえて第二ボタンまで開けて太いネックレスを。とろみのあるサテンパンツと、黒の小物で締まった印象に仕上げるのがポイントです。
袖と身頃が一体となったテントシルエットに注目
袖と身頃がくっついたテントシルエットは今季の注目トレンド。 〈1〉は、袖下と後ろ身頃が繋がっているので、腕を上げると生地がひらりと揺れてエレガント。〈2〉は、ドルマンスリーブになっており、ゆったりとした身頃とつながっているのですが、丈が短いので軽やかに着こなせます。