フライパン、すぐボロボロになる人がやりがちなNG行動って?専門家に聞いてみた
もちろん「中火」という定義をご存じの方もいらっしゃいます。 一方で、「コンロにおける真ん中くらいの火」が中火と思っている方も少なくはないような気がしています。 以下の通り、我が家では「コンロにおける真ん中の火(9段階の5)」は”強火”でした。
我が家の事例ではありますが、「コンロの最大火力の半分(9段階で5つ目)」くらいの火(定義上では「強火」)を「中火」と考えて料理すると・・。 レシピで「強火」と書かれたら、必要以上に強い火力で調理をすることとなります。
【火が強いのは悪いことではない】
たとえば、中華料理屋さんをはじめ、業務用のコンロは火が強いことが多いです。 おうちと違うのは、 ●調理器具 ●五徳に置く時間の長さ あたりでしょうか。 プロの料理人の方々は、温度を見る力に長けています。 「強い火力でやっても、必要以上には加熱をしない」ので、お鍋を振る回数がおうちよりも多かったり、料理にかける時間そのものも短かったりします。(さらには油を使う量も違いますよね。)
【火加減っていつ決められたのか??】
この文章を書くタイミングで、「火加減は、いつ、だれ(どんな機関)が、決めたのだろう??」と、ずっと探していましたが、特定することが出来ませんでした。 このような定義は、時代により言い方や、伝え方を変えなければ、使用者がピンときにくいのかもしれません。ご家庭の調理環境も違うので難しいのですが、このあたりのことを伝える仕事は、小売業やネットショップの責任になるのかなとも思います。
【最後に】
今回は「火加減」に関する ●フライパンメーカーさんや、お料理レシピ ●コンロの進化 ●お客様のイメージ を纏めて書いてみましたが、結果的にはお料理が上手にいっていれば、その方のやり方で全然問題はないと思っています。 一方で ★お料理失敗するときは焦げる ★加工されたフライパンの寿命が短い ★(特にIH)フライパンが変形したことがある という方は、一度、火加減を見直してもいいのかもしれません。 この記事は三保原屋本店のnoteから転載しています。
著者プロフィール
■三保原屋本店 1687年創業、静岡の家庭用品店。静岡駅前にある「呉服町商店街」で営業をしております。 基幹店舗の「三保原屋本店」では、キッチン雑貨、フライパン、陶器、木製品、服飾雑貨、洋服、タオル、靴下、インテリア雑貨等を「専門店」として販売しております。