きらめくイルミに歓声と拍手 神戸ルミナリエ点灯式
きらめくイルミに歓声と拍手 神戸ルミナリエ点灯式
阪神・淡路大震災の犠牲者を悼み、復興を願う第29回「神戸ルミナリエ」の初日となった19日夕、旧外国人居留地・三井住友銀行神戸営業部前広場(神戸市中央区)で点灯式が行われた。 【動画】4年ぶり「神戸ルミナリエ」開催 輝く光の壁掛けに歓声
あいさつに立った神戸ルミナリエ組織委員会会長の久元喜造・神戸市長は、開催日程や場所を今回変更したことを説明し、「今回の実施状況を検証の上、(次回に向けて)震災後30年にふさわしいルミナリエのあり方を議論したい」と述べた。
同委員会顧問の斎藤元彦・兵庫県知事は、阪神・淡路大震災後も国内外で災害が発生し、一部の国々で戦火に見舞われている現状に触れ、「ルミナリエは、これらによって亡くなられた方への鎮魂と創造的な復興のシンボルとして、発信し続けることが大事」と力を込めた。
その後、子どもたちが震災からの復興を願う歌「しあわせ運べるように」を合唱。式の最後に同広場付近の作品が点灯されると、集まった観衆から「おおっ」という歓声と拍手が沸き起こった。 (取材・文:具志堅浩二)