なぜ11.21大阪「RIZIN.25」でフェザー級王座争う朝倉未来は「オレの相手じゃない」と対戦する斎藤裕をこき下ろしたのか
総合格闘技イベントの「RIZIN.25」が11月21日に大阪城ホールで開催されることが19日、都内で主催者から発表され、メインではRIZINフェザー級王座決定戦としてYouTuberとして159万人もの登録者数を誇る朝倉未来(28、トライフォース赤坂)と修斗世界フェザー級王者の斎藤裕(33、パラエストラ小岩)が対戦することになった。会見には両者が出席したが朝倉が「オレの相手じゃない」と真顔で豪語。ベルトを巻くことを前提に大晦日大会の出場を予定しているという。 またテコンドーで東京五輪出場を目指している江畑秀範疇(28、フリー)が異例の参戦。9月の「RIZIN.24」で那須川天心(22、TARGET)と戦い、KO負けしなかったことで評価を上げた元K-1戦士の皇治(31、TEAM ONE)も地元大阪のリングに立つ方向であることも榊原信行CEOから明らかにされた。
対戦相手の斎藤は修斗世界フェザー級王者
黒いパンツに黒いジャケット…黒のコーディネイトで統一して会見場に現れた朝倉未来は、一度として表情を崩さず、殺気を漂わせていた。 「オレの相手じゃないかなって感じですね。率直に」 榊原CEOを一人挟んで至近距離に座っている斎藤の印象を聞かれ、強烈にディスった。 一方の斎藤は、「頭のいい選手だなと。自分が勝つイメージを明確に持って試合に挑んでいて、試合の中で作戦を遂行するのが上手という印象ですね」と正直な感想を口にした。 朝倉の相手の弱点を探し出す分析力と、それを戦術に直結させる戦略家としての力は矢地祐介(KRAZY BEE)を判定で下したあたりからクローズアップされるようになってきた。斎藤の朝倉評も的を射ている。 斎藤は、修斗世界フェザー級王者。2017年に格闘技界の“レジェンド”宇野薫を相手にタイトルを防衛、昨年はDREAMで一時代を築いた高谷裕之をKOで破り、RIZIN初参戦となった8月の「RIZIN.23」では摩嶋一整(毛利道場)をサッカーボールキックからの膝蹴りで血祭りにあげて評価を上げた。 この試合のゲスト解説をしていた朝倉が、「これがフェザー級の1位の戦いでしょうか。オレがやってやりましょうかね」と問題発言。 斎藤も、「僕が挑戦するというよりは彼がやりたいというのであれば、対戦は実現するのでは。僕からやりたいというのはない。相手を選ばない」と、応戦して、SNS上では対戦気運が高まっていた。