セミナー集客の鍵は講師の実績よりも「企画」(滝川徹 時短コンサルタント)
■自分のテーマと今旬なテーマをかけあわせる
もう一つ、企画について大切なことがあります。それは今旬なテーマを選ぶことです。例を使って説明しましょう。以前ある人と一緒にコラボセミナーを開催しました。その方の実績も十分でしたが、残念ながら集客できた人数は2人でした。 その後、その方がChatGPTの活用法をテーマにセミナーを単独で開きました。そうしたところ、10名以上参加者を獲得していたのです。このように、旬なテーマ・今多くの人が関心のあるテーマを切り口にセミナーを開催すると、集客がしやすいのです。 この前後2つのセミナーで言えば、講師の実績は私が加わっていること以外、何も変わっていません。にもかかわらず、集客できた人数に大きな差が生まれたのはなぜか。企画の差以外に考えられないわけです。 本書執筆時点でもそうですが、ChatGPTの活用法については多くの人が興味がある。だから集客できた。とてもシンプルですよね。このように、「世の中の人が今関心をもっていること、流行っていることをテーマに自分が何か教えられることがないか考えてみる」のが大切です。 これができればより簡単に集客ができるようになります。たとえば私の場合、ChatGPT を使ったタスク管理法というテーマでセミナーを開催すればかなり簡単に集客ができるでしょう。これは1つの例ですが、自分のもってるテーマと今旬なテーマをかけあわせることができれば二重丸なわけです。
■今旬なテーマで自分が他人よりも一歩進んでいるものは何か?
この時のポイントは、自分が他人よりも「一歩」先に進んでいればいいということです。私の場合、ChatGPT にめちゃめちゃくわしいわけではありません。他の人より一歩進んでいるくらいです。 それでも、ChatGPTを全く使ったことがない人に教えることはできるわけです。むしろ、一歩進んでいるくらいのほうが全く使ったことがない人の気持ちがわかる。だからこそ、めちゃめちゃくわしい人よりうまく教えられるかもしれません。 逆に言うと、今旬なテーマに皆さんが興味をもっている場合。自ら学んで、人より一歩先に進む。そのうえで人に教える。こうした手順を踏むと、今旬なテーマでセミナーを開催できるというわけですね。 ぜひこの手法を活用してセミナーの企画を作ってみてほしいと思います。