ギリシャ、宿泊の税額引き上げ、最大15ユーロ(2370円)に、クルーズ旅行者は新たに20ユーロ課税
ギリシャ議会は、自然災害が経済に及ぼす影響に対処するため、ホテル宿泊と短期滞在賃貸(Short Term Rental)に対する1日あたりの税額を引き上げ、クルーズ訪問者に課税する法案を承認した。近年、ギリシャでは異常気象による洪水、干ばつ、森林火災などの災害が増えており、国家財政に負担がかかっている。 法案によると、2025年から主な観光シーズンである4月から10月までの民泊に対する1日あたりの税額1.5ユーロ(約240円)から8ユーロ(約1270円)に引き上げられる。また、冬季も現在の0.5ユーロ(約80円)から2ユーロ(約320円)に引き上げる。 ホテルについては、星の数に応じて、夏季にホテル宿泊税を1日最大15ユーロ(約2370円)に引き上げる。また、人気のサントリーニ島とミコノス島へのクルーズ船の到着に20ユーロ(約3200円)、その他の目的地に5ユーロ(約790円)の税金を課す。 ※ユーロ円換算は1ユーロ158円でトラベルボイス編集部が算出 ※本記事は、ロイター通信との正規契約に基づいて、トラベルボイス編集部が翻訳・編集しました。
トラベルボイス編集部