部屋にあがる=性的行為同意か。男女の意識の違いにネットでも大激論。『上田と女がDEEPに吠える夜』から考える
自宅に行く・呼ぶ=性的な行為はOK? 「メンタルヘルス」や「人間関係リセット症候群」など、“ナウ”でディープなテーマを取り上げ、芸能人が意見を交わす『上田と女がDEEPに吠える夜』(日テレ系)。10月1日に放送された「性的同意」をテーマにした回が大きな反響と議論を呼びました。 番組が20~40代男女100人ずつに「男性の家に行く・男性を自宅に呼ぶ=性的な行為はOK」と思うかを調査した結果では、 女性は「はい」34%、「いいえ」65%。 男性は「はい」82%、「いいえ」17%という結果に。部屋に上がること=性的同意かどうかという認識に男女で意識に大きな隔たりがあることがわかりました。 街頭インタビューでは、「付き合った後でも性行為の同意を取ってほしい状況も。拒否できる環境はあってほしい」という意見があった一方、「(毎回同意を取られると)頼りないと思っちゃう。引っ張ってほしい」という意見も。 これを受けて、スタジオで議論が交わされる展開に。 「性的同意」をテーマに内閣府とコラボし、啓発動画を公開しているSHELLYさんは、「性的同意とは何か?」と聞かれ、「すべての性的な触れ合いをするときに必ず毎回取らなければならない、あなたとここで、この行為がしたい! っていう確認です」と答えました。「あとで色々言われるかもって思ってる人は、確実に言葉で確認したほうがいい」と補足しました。
男性はそういう生き物…という考えでいいのか?
先日起きた、芸能人の性加害疑惑事件で大きな関心を集めている性的同意の問題。 議論を呼んだのは番組内での次のやり取りです。 司会の上田晋也さんが、「男性は『女性が家に来た=性的行為OK』って思ってないからねって理解しなきゃいけないし、女性は女性で、男はそう思ってるからねって認識しなとダメだよね」と語ると、SHELLYさんがすかさず、「上田さん間違ってます。男性は襲う生き物って言ってるようなもの」と反論。 上田さんは、「男ってそう考えちゃうって女性も理解しといたほうがいい。実際起こすかどうかは別よ」「これ以上被害を増やさないために」と続けます。 それに対し、SHELLYさんは「女の子もそう思っててねっていうメッセージが被害に遭っちゃった人を苦しめる」「まさにこれ以上被害者を増やさないために、“加害者にならない教育”が必要なんです。全員がおんなじ認識で、家に来たってことは、SEXできるってことじゃないよって全員に伝えるべき」と語りました。