【2歳馬ジャッジ】アルレッキーノが現2歳芝部門の最高値を記録 カワキタマナレアは重賞で楽しみな一頭
8月3日(土) 新潟4R 優勝馬 シンフォーエバー 指数-4 評価A
7番枠からまずまずのスタート。二の脚が速く、ハナを主張して先頭に立った。そこからはコントロールしてマイペースの逃げ。3角で2番手と1馬身差。3~4角でじわっと2番手を離して、4角でやや外に膨らみながらも2番手と2馬身差。直線序盤でまたやや外にヨレたが踏ん張って3馬身差。ラスト1Fで2着馬に少し差を詰められたが、3着に6馬身差をつけて完勝した。 上がり3Fタイム33秒3はまずまず。ラスト2F10秒7-11秒0もなかなか良いと言えるだろう。筋肉の張りがとても良い馬ではあるが、逃げ戦法が合っているようには見えず。次走、差す競馬でどのくらい上積みを見せるかが注目点となりそうだ。 この馬も同日3R同様に森秀行厩舎OBSマーチセールの出身馬。これだけコンスタントに活躍馬が出るようだと、来年以降は同セールの注目度がグンと上がりそうだ。
8月4日(日) 新潟3R 優勝馬 ジェゼロ 指数-2 評価B
6番枠から五分のスタートだったが、そこから控えて後方2番手からゆったりとした追走。道中も折り合い重視で我慢させ、3角手前で一列上がり後方2列目の外。3~4角で外に行き、4角出口で大外に出た。直線序盤はふらついていたが、立て直すとすっと3番手に上がり、ラスト1Fで先に抜け出したスカイタワーを差し切ってハナ差で勝利した。 きょうだいにマイルCSを勝利したステルヴィオを筆頭に活躍馬が揃い、セレクトセールでは超高額で取り引きされた馬。今回は鞍上が川田騎手だったこともあり、単勝オッズ1.3倍の圧倒的な支持を集めてのデビュー戦となった。 結果的に指数はそこまで高いものとはならなかったが、上がり3Fタイム33秒0は評価できる。秘めた瞬発力はありそうだ。今後も人気先行となりそうなので辛目の評価としたが、完成度が低く、何戦か使われるうちにグンと上昇する可能性を感じさせた。
8月3日(土) 札幌1R 優勝馬 ソロモン 指数-3 評価B
6番枠からまずまずのスタートを切り、軽く内の馬と接触する場面もあったが、積極策で2番手を確保。道中は逃げ馬の半馬身外を追走。3角から外に張り気味だったが、4角でも逃げ馬と半馬身差を維持。直線では逃げ馬を捉えられる展開だったが、外にややモタれてなかなか伸びず、ラスト1Fでも逃げ馬と半馬身差。それでも最後にハナ差だけ交わしたところがゴールだった。 本馬は全姉に何かと注目を集めて大活躍したメイケイエールがいる血統馬。堀厩舎ということもあり、前走の東京新馬戦では1番人気の支持を集めた。しかし、好位の外から直線で伸びそうなところから伸びあぐねての4着だった。 今回は勝利したが指数は高くない。それでも前走時よりも勝ちにいく競馬で勝利したところは指数以上の価値がある。ここまでの2走は期待ほどの結果とは言えないが、血統馬は昨年のアイビーS時のホウオウプロサンゲのように、突如大きな上積みを見せることもある。次走以降での覚醒に期待したい。