認知症になる人の45%は予防できる!?イギリスの医学界が14のリスク要因を発表!医学博士がオススメする対策とは?
空気が悪いのも危険
そして、LDLコレステロール、いわゆる悪玉コレステロールの値が高い場合も注意が必要とのこと。脳梗塞のリスクもありますが、自覚症状がないうちに脳の細胞にダメージを受けることがあり、これが認知症につながる危険があるとのことです。 基準値を超えたら薬による治療をすべきですが、吉田先生は「地中海式ダイエット」を勧めます。 具体的には野菜や果物、魚、オリーブオイルを使った料理や、全粒穀物という精製されていない全粒粉を使ったパンやパスタ、玄米を食べるのが良いそうです。 さらに認知症を予防するためには、実は幼児期からの対策が有効とのこと。14項目の中に「質の高い教育」というものがあり、積極的に頭を使う習慣を身につけると、遠い将来でも頭を使う習慣を持つことで認知症予防につながるそうです。 そして、生活環境については大気汚染が認知症のリスク要因として挙げられています。PM2.5や一酸化窒素や二酸化硫黄といった大気汚染物質を吸い込むと、認知症が10~20%増えるという分析結果もあるそうです。 認知症はひとつの原因で起こるわけではなく、さまざまなことが悪影響を及ぼすようです。 (岡本)