【NISAつみたて投資枠】オルカンの強さはどこにある? 2024年人気銘柄ランキング
SBI証券で2024年1月1日~12月16日の期間に買付されたNISAつみたて投資枠の銘柄のうち、買付金額/積立件数上位の銘柄をランキングにてご紹介。SBI証券 投資情報部 栗本奈緒実氏の分析とともにお伝えする。 【図版】【NISAつみたて投資枠】2024年買付金額ランキング1位~30位
■【NISAつみたて投資枠】2024年人気銘柄ランキング SBI証券によるデータ集計の結果は以下の通り。買付金額/積立件数ともに1位は「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」となった。 ■買付金額ランキング 1位 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 2位 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 3位 SBI・V・S&P500インデックス・ファンド 4位 iFreeNEXT FANG+インデックス 5位 SBI・V・全米株式インデックス・ファンド ■積立件数ランキング 1位 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 2位 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 3位 SBI・V・S&P500インデックス・ファンド 4位 <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド 5位 eMAXIS Slim 先進国株式インデックス ■オルカン「コストが安く、容易に分散投資が可能」 栗本氏は、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」が人気を博している理由について「全世界株型として、容易に分散投資ができる点」を挙げた。 「個別に各地の株式や投資信託を買う手間がかからない。また、S&P500やハイテク中心の指数に連動するのファンドと比べ、リターンが小さいもののリスクが抑えられている点も挙げられる。」 全世界株型ファンドは数あれど、同銘柄は信託報酬が低水準であり、コストが安い点も人気の背景にあると分析している。 栗本氏「設定日が速く、資産の流入額(=純資産)が大きい分、周囲の人間や有名人、SNSなどで紹介される場面が多く、安心感につながりやすかったのではないか。」