森会長、東京五輪「憶測で論じるのは時期尚早」 組織委が「簡素化」など3原則示す
コロナ対策は秋以降に詳細な検討
大会開催までの新たなロードマップも示した。今年6月までをめどに競技スケジュールや会場の調整を行い、それと並行して年内までサービス水準や規模の見直し、12月から実施準備、来年4月から直前準備に入る。 このロードマップには当然、新型コロナウイルス対策も記されている。武藤氏は「これは最大の課題と認識している。今より状況が明らかになるであろう秋以降に詳細な検討を行いたい」と述べ、8月から年内にかけて追加のコロナ対策を検討していくとした。 東京大会をめぐっては、IOCのバッハ会長が「来夏に開催できなければ中止」との見通しを語ったことが伝えられている。森会長は「来年夏の新型コロナウイルスと世の中の状況は不透明かつさまざまな観測が存在しており、現時点で仮定のシナリオについて憶測し、論じるのは時期尚早。状況を注視し、必要に応じてその時点でIOC理事会など関係者とよく相談したい」とくぎを差した。