広がる高齢者の働き方に密着 家電販売員や保育補助など「若く見られるのも働いているおかげ」
82歳現役の設計士!経験生かし正社員に
続いてやってきたのは都内にある会社「横引シャッター」。 駅の売店や百貨店などにある、横に引くシャッターの設計、製造、施工まで行っています。 こちらの会社、実は従業員の3割を占めるのが65歳以上の高齢者。 中でも、中枢を担う設計部は平均年齢75歳! 設計部を引っ張るのは最高齢の82歳、金井伸治さん。 入社して6年目。シャッターだけにとどまらず、様々な設計を手掛けています。昔は設計図も手書きでしたが、現在は専用のソフトを駆使して作っていきます。 金井さんは30代で一級建築士の資格を取得。過去にはダムなどの施設の建設にも携わってきました。 74歳で仕事を引退。しかし、妻が病気を患い、治療費を稼ぐため就職先を探しましたが…。 金井伸治さん(82): 高齢者だといくら資格があっても年齢で落とされる。 横山ルリカ情報キャスター: 面接までいけない? 金井さん: いけない。 それでも、たまたまこちらの会社を知り応募。76歳の時に正社員として採用されました。 横引きシャッター 市川慎次郎社長: 特に積極的に高齢者を狙って雇用しているわけではなくて、この人が来てくれれば絶対会社のプラスになると思った人がたまたま高齢者だったというだけで。そういう人と出会うと、やったー!ダイヤの原石を見つけた!という気になります。 金井さんは週4日勤務。妻は病気から回復したということですが、これからも働き続けたいといいます。 金井さん: 向上心があるからじゃないですか、分からないことがたくさんある。学習していかないとだめなので。分かんないと悔しいじゃないですか。 (『めざまし8』 2024年11月20日放送より)
めざまし8