「聞き上手」であることが子どもに本音を言わせる秘訣? 実践してほしい3つのポイントを紹介!
こんにちは。開成番長こと、個別指導塾テスティー塾長の繁田和貴です。 先日、保護者の方から「子どもがなかなか本音を口にしてくれないので、何を考えているのかわからない」というご相談をいただきました。では、どうすれば子どもは本音を言ってくれるようになるのでしょうか? ここからは、子どもが本音を話してくれるようになるための働きかけについて話をしていきます。※繁田さんは開成中学・開成高校を経て、東京大学経済学部を卒業。開成在学時代には数々の逸話を残してきた通称「開成番長」。現在は、個別指導塾TESTEAの塾長として、開成・桜蔭・東大早慶をはじめとする最難関校に数多くの合格者を輩出している。 【グラフ】難関中学校合格者の小6夏休みの1日の勉強時間は?
「子どもの言うことがどこまで本音なのかがわからない」という悩み
冒頭で紹介させていただいた保護者の方は、志望校について親子で話をしたそうなのですが、「本人が行きたいと言っている中学校に、本当に行きたがっているようには思えない」のだそうです。 正直に言って現状のままでは合格が厳しい成績で、本当に合格したいのならもっと勉強を頑張らなければいけないはずなのに、行動が伴ってこない。「本音ではもうあきらめてしまっているのかもしれない。果たしてどんな声かけをしていったらいいのでしょうか?」とのことでした。こうしたお悩みは、中学受験を控えるお子さんをもつ、多くの親御さんに共通するものではないでしょうか。 私自身、娘を持つ父親として、子どもの本音がわからないときや、「これって本音なのかな?」と感じることがあります。普段の何気ない会話では本音で話すことができていても、勉強や中学受験の話になった途端、どっちつかずで曖昧な返答や、親の顔色をうかがったような返答が増えたりしますよね。 例えば、勉強を教えるときに「わかった?」と子どもに聞くことがあると思いますが、そのときのわが子の「わかった」は果たして本音なのでしょうか? また、「〇〇中学なんてどう?」とか「どうせなら目標は高く持とうね」といった志望校の話をしたときのわが子の「うん」や「そうだね」などの反応はどこまで本音でしょうか? もしかすると、子どもは親の顔色をうかがって答えているのかもしれませんし、その場をやり過ごすために本音とは違うことを言っているのかもしれません。