レッドブルのペレス、アゼルバイジャンで復調の兆し? 「間違いなく良い1日。見込みがありそう」
レッドブルのセルジオ・ペレスはF1アゼルバイジャンGP初日のFP2で2番手タイムを記録。ペレスはこの初日の走りに勇気づけられている様子だ。 ニッポンのファンが選ぶ”美しい”F1マシンベスト10 F1 FP2でペレスはトップタイムを記録したシャルル・ルクレール(フェラーリ)から、0.006秒という僅差の2番手タイムをマークしている。 ペレスはこれまでもバランスの問題に苦しみ、チームメイトのマックス・フェルスタッペンから0.5秒以上離されることもあった。彼の抱えている苦戦のひとつは、初日のプラクティスのあとにマシンをどういった方向へ向けていくか頭を悩ませていた部分にもある。 しかしアゼルバイジャンGPではそうではないようだ。既にペレスはマシンバランスに満足しているようだったからだ。 「間違いなく良い、堅実な1日だった」とペレスは言う。 「良い基礎ができていると思う。FP1からFP2にかけて良い進歩があったし、ここから更に進歩できるようにしなくちゃいけない。間違いなく、明日は上位争いに加われると思う」 この数週間で行なわれたいくつかの変更のあと、RB20にさらに自信を感じられるようになったのか? そう問われたペレスは次のように語った。 「ああ、正しい方向に向かっていると思う。マシンをもう少しまとめられるようになった」 「まだ道のりは長いモノがあると思うけどね。でも、これまでのところは見込みがありそうだ」 フェルスタッペンはFP1ではトップタイム、FP2ではトップから0.545秒差の6番手タイムだった。FP2では最高速からもかなり保守的なエンジンモードだった可能性も考えられるが、フェルスタッペンもここ数週間よりもマシンの挙動には満足しているという。 「全体的に良い1日だったと思う。かなり多くのことを学ぶことができた。今は試したことを整理していく場面だ」 フェルスタッペンはそう語る。 「今週末、僕らはここまでで競争力を増すことができている。だからポジティブだよ」 「舞台裏では数多くの仕事が続けられているし、止まることはない」 「FP2は僕としてはちょっと難しかった。さっき言ったけど、もう少しバランスをまとめる必要があるだけだ。そうすれば競争力を発揮できるというしっかりとした自信がある」 なおフェルスタッペンはFP2終盤、夕日が沈んでいくときに視界の問題をチームに報告していた。 この件についてコメントを求められたフェルスタッペンは、バイザーステッカーの問題だったと語っている。 「僕は2種類のサイズのバイザーステッカーを持ち込んでいるんだけど、ひとつは小さすぎて、もうひとつは大きすぎたんだ。というのも太陽が沈んでいくと、建物の間でも眩しい瞬間があってね」 「視界の面ではかなり苦労したよ。だから微調整が必要だね」
Filip Cleeren