「ドアを開けたら車内が爆熱……」猛暑の夏、駐車時の車内温度を早く下げる方法は?“乗車後すぐできる”一気に冷やすコツ5選をプロが解説
< その④ > 外気導入からの内気循環
換気という点でもうひとつ重要なのがエアコンでの操作。窓を開けて走り出してしばらくはエアコンはまだオフで換気に注力するのだが、そのときに外気導入にしておく。ファンは回さなくてもそれだけでも走行風が入り込んでくるので換気のアシストになる。ある程度換気ができたら窓を締めてエアコンをオン。その際、外気導入から内気循環へと切り替える。 外気導入はフレッシュな空気が入ってくると言っても、外からの熱い空気を冷やし続けることになるのでエアコンの効きが悪くなるのは当然。内気循環だと冷やした空気を再度取り込んで冷やすので効率がよく、より早く車内を涼しくできる。
< その⑤ > 操作はマニュアルかオートか
最近は軽自動車でもオートやフルオートエアコンが採用されているほど。ここで悩むのが感覚に合わせてアナログで温度とファン量を調整するのか、温度設定だけしてオートに任せるのか。クルマというのは常に移動しているので、刻々と車内温度が変わるのでなおさら悩むが、オートにお任せのほうが効率のいいところをキープしてくれるし、操作の煩わしさもない。最近のクルマはエンジンとも連携してエアコンの効きを制御していることもあるのでなおさらだ。 温度設定は家庭の場合は28度とよく言われるが、クルマの場合は25度が適正というレポートもある。ただし、ガラスの面積や車内の広さ、走る場所などによって体感温度は異なるので、実際に合わせて調整するといい。
<番外> 温度を下げるアイテム
瞬間冷却をうたうアイテムが売られていて、乗り込んだ際、手が触れるステアリングやシフトにスプレーしたりする。効果自体に問題はないのだが、保管には注意が必要で、車内に放置すると熱で内部のガスが膨張して爆発することがある。昨今はそれほどまでに高温になる。使ったら外に出すなどの配慮をしたい。
文・写真/近藤暁史
MonoMaxWeb編集部