「ドアを開けたら車内が爆熱……」猛暑の夏、駐車時の車内温度を早く下げる方法は?“乗車後すぐできる”一気に冷やすコツ5選をプロが解説
口にするのもイヤだけど、口にでもしないとやっていられない酷暑&猛暑。クルマでの移動は快適とはいえ、乗り始めは猛烈な暑さで、ドアを開けた瞬間熱波にやられつつ、乗ったら乗ったでステアリングやシフトが握れないほど熱くて、すぐに走り出せないこともある。真面目になんとかしたい。そこで乗り込んだ途端に快適にできて、エアコンの効きも素早く、マックスになる方法を伝授しよう。 ⇒【写真】乗車後すぐにできる「車内を一気に冷やすコツ」の詳しい画像を見る(全7枚)
< その① > 駐める向きや位置を意識する
そもそもの話になるが、駐めるときから意識する。自宅駐車場では可能なら入れる向きを太陽に背を向けるようにして、出かけた先でも同様。もちろん日陰に止められればベストだ。こんな簡単なことと思うかもしれないが、駐めるときはエアコンが効いているので、あとになって車内が灼熱になっているという意識は薄いものだ。 またそもそもの話になってしまうが、ボディカラーが濃いのと明るいのでは5度ぐらい車内温度が違うこともあるので、購入時には頭の片隅に入れておくといいかもしれない。
< その② > サンシェイドは有効だが…
100均ショップでも売っているサンシェイド。フロントガラスを内側からカバーして直射日光の侵入を防ぐもので、効果は絶大だ。フロントガラス用だけでなく、ステアリング用などもあるので活用してみるのもいいだろう。ただし、注意点としては、長時間止めっぱなしというのをアピールしているようなものなので、車上荒らしなどに合いそうな場所に駐める場合は使わないほうがよかったりする。 また吸盤タイプを前席左右の窓に付けて走っているのを見かけるが、透過率不足で違反になるのでやめたほうがいい。
< その③ > 窓は開ければいいというものではない
車内にこもった熱い空気を素早く排出しろ、というのは基本だし、よく聞くテクだったりする。しかし、開ければいいというものでもなく、効率よく排出するには前席両側だけとかは実はダメで、後席まわりは換気されない。効率がいいのは運転席と後席左側もしくは助手席と後席右側。つまり対角線で開けることで、効率よく換気ができる。 駐車中に窓を少し開けておくのも効果的だし、やっているクルマも見かけるが防犯を意識はしておきたい