日本一のバルーンアーティストが焼き芋屋の店主に!コロナ禍の収入激減生活から一転、極甘蜜芋に懸けた「第二の人生」への想いとは
三刀流の<strong>56</strong>歳店主が目指すゴール
コロナが収束し、以前の暮らしが戻った現在。中山さんは「焼き芋屋兼バルーンアーティスト兼ときどき造園屋」として活動している。造園の仕事は一度辞めたものの、昔のお客さんから「どうしても中山さんにお願いしたい」とリクエストがあり、引き受けているそうだ。 「友人と話していると、よく『ちちさんってどれが本業なの?』って聞かれるんですよ。でも、僕にとっては全部が本業。大谷翔平選手の二刀流を上回る三刀流ですよ、って(笑)」 50歳を過ぎてからパラレルワーカーとして働き続ける中山さんに「不安はないのか」と聞くと、「常に不安はつきまとっているが、自分の好きなことをやっている代償でしょうね。でも、安定したサラリーマンに戻る気は、100パーセントない」と即答する。 「ただのサラリーマンだったら、出会えていなかった師匠や仲間が大勢いますから。それに、前の自分より、ほんのちょっとだけかもしれないけど、バージョンアップしていると思いますし。動けるまで、働けるまで、この仕事を続けていきたいです。たまに『こんな暑い中、俺何やってんだろうな…』と思うときはありますけどね(笑)」 56歳となった今、中山さんの目標は、焼き芋とオーダーバルーンの店舗を持つこと。そのために、今日も中山さんは三刀流選手として、打席に立ち続ける。
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